どんなに高級な時計や鞄を持っていても、それを身につける装いがなおざりでは、かえって悪目立ちする結果になりかねない。誰もが憧れる名品には、それに見合った着こなしが必須である。今回はベルルッティ、ザ・ロウの名品鞄とコーディネイトを紹介。【特集 テーラード2023】
1. ベルルッティ/艶っぽいコンビ素材が目を引く新ライン
ベルルッティの新バッグライン「トワル・マルブフ」。パリ・マルブフ通りのブティックの階段の手すりに採用されたモチーフを全面に配し、光沢あるヴェネチアレザーとキャンバス素材が色気を演出。ブリーフは、トロリーにアジャストするスリットつき。
STYLE|気取ってないけどキマる現代的エレガンス
主張の強いバッグとあれば、装いはシンプルがいい。ミドルゲージのニットにシャープなセットアップなら、ゆったり感と洗練さを両立させ、エレガントな大人の余裕を滲ませる。
2. ザ・ロウ/オン・オフ兼用の存在感あるトートバッグ
ソフトな質感のまま男らしさを演出する、ポリッシュ仕上げのサドルレザーを採用。たっぷりとした容量を持ち、ヘリンボーンライニングがマッシブな印象を後押しする。一方で、サイドにつけられたアジャスターベルトの高光沢バックルが、アクセントに。自立し、肩掛けできるハンドルサイズなど、実用性においても申し分なしだ。
STYLE|ビッグトートに負けないオーバーサイズが肝
3ボタンのクラシックディテールを添えながらなめらかな質感とロング丈が、今時なリラックスした雰囲気を構築。ひらひらと裾が揺らぎ、色気を感じさせるのもポイントに。ワイドデニムを合わせたカジュアルな装いは、バッグの男らしさが際立ち実に好相性だ。
この記事はGOETHE2023年11月号「総力特集:型にはまらない紳士服」に掲載。▶︎▶︎購入はこちら