紳士たるもの、少々の雨であれば濡れて歩くほうが潔く格好いいというもの。だが、いかんせん日本の梅雨は雨量も多いうえ、高温多湿だからやっかいだ。機能的かつシックなレインウェアで憂鬱な時期を快適に。レインウェア、コーディネイト編。スタイリスト・野口強による連載「The character of G」。
1. コム デ ギャルソン・オム/ふだんの装いにさり気なく取り入れられる通な本格派
オーセンティックなフィールドジャケットを、ナイロンやピケ素材で軽量かつモダンにアレンジ。脇下のベンチレーションなど、機能性も完璧。
2. ハンター/バッグの中に忍ばせたい、軽量コンパクトなポンチョ
デイリーユースはもちろん、雨天のアウトドアやフェスでも活躍しそうな極薄・軽量なナイロンポンチョ。携帯に便利なパッカブルで、ユニセックス仕様。伸縮自在なストラップや袖口のスナップボタンなど、機能面も優秀だ。
3. マッキントッシュ/オーセンティックな1着をモードなテンションで纏う
マッキントッシュのトレンチコートの原型となったタイロッケンコート「ラガン」がリニューアル。半裏に鮮やかなオレンジを配したオーバーサイズシルエットは、シンプルに着るだけでスタイリッシュなムードに。
4. マッキントッシュ/ポップな柄との粋な対比がコートの魅力を一段あげて
米海軍のデッキパーカが着想源の「カークトン」は、ボディと一体型のフードが雨風の侵入をブロック。
5. バブアー/オーセンティックな1着は、重ね着映えするスタイルで
バブアーのワックスジャケットのなかでも、長めのレングスとポーチャーズポケットなどの収納力が出色な「ボーダー」。選ぶなら、スーツやセットアップに羽織っても着ぶくれして見えないオーバーサイズモデルがお薦め。
6. ポール・ハーンデン・シューメーカーズ/雨の日に着てこそ絵になる、高密度素材のロングコート
ヴィンテージのような佇まいのロングコートは、表地の織りの打ち目を高密度にしているため、少々の雨なら弾いてくれる。なるべく傘を持ち歩きたくない手ぶら派にはもってこい。