鞣(なめ)しのテクニックやデザインコンシャスなルックスで、フィット感や着心地が格段に進化しつつあるレザーアイテム。経年変化による味わいを楽しむもよし、極上の滑らかさにうっとりするもよし。自分らしい1着をこの冬の相棒に。レザー&ムートン、アイテム編。コーディネート編はこちら。
1.ルイ・ヴィトン/シアリング&モノグラムエンボスで鮮度が格段にアップ
丁寧にシアリングされた襟元の端正な印象に加え、レザーの表面にエンボスであしらったモノグラム・モチーフがインパクトを。質感の異なる黒が上質さをキープし、コンパクトなフォルムが鮮度を増幅する。
2.ゼニア/高感度なブレンディングのワザが光る珠玉のレザーシャツ
羽織としても使い勝手のいいシャツは、表にキャメルのラムスウェード、裏にはカシミヤ混の極薄ニットを貼ったテクニカルな1着。ハリのある質感がボディラインを拾わないので、上半身が引き締まって見える効果も期待大。
3.ロエベ/羽織るだけでスタイルがきまるシアリングファーコート
アビエータージャケットをベースに、前下がりの変形シルエットでスタイリッシュに仕上げたシアリングファーのコート。襟元のバックルや裾に配したスエードとの白×ブラウンの配色は、不動の人気を誇る組み合わせ。
4.ブリオーニ/動きやすさと薄さを最上級のレザーでかなえたアウター
しなやかさが際立つ最上級ナッパレザーで仕上げたクラシカルなボンバージャケット。ウールリブ仕立てのスタンドカラーやダブルエントリーポケットといった機能性も備えつつ、ふわりと軽やかな着用感に仕上がっている。
5.アレキサンダー・マックイーン/メタリックなアイレットが描くフェティッシュなライン
ラムスキンジャケットのショルダー部分を、メタルアイレットを施してハーネス風に仕上げたモダンな1着。メタルフリーの鞣し加工で生産されているレザーを採用するといった、エシカルな姿勢も好印象を与えてくれる。
6.ベルルッティ/上質のパティーヌレザーでいつものスタイリングを更新
オレンジがかったコニャックカラーの色合いが、ベーシックなフォルムに目新しさと洗練さをプラス。ファスナーの引手の革使い、後ろ裾のバックルの仕上げなど、ディテールの丁寧なあしらいも必見。