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2023.12.06

現役GS乗り・元暴走族総長の落語家・瀧川鯉斗がBMW「R nineT Pure」でナイトドライブ【試乗記】

元暴走族総長という異色の経歴ながら今や実力派真打、落語家・瀧川鯉斗BMWモトラッドの最新機R nine Tを駆って特攻する。瀧川鯉斗の新シリーズ【RIDE ON TIME!】vol.2。

BMW R nineT Pureを瀧川鯉斗が試乗した

伝統のボクサーツインを搭載したヘリテージ・セグメントとして、BMWモトラッド90周年を迎えた2013年に登場したのがR nineT(アールナインティー)。以来、レトロモダンなデザインで人気を博し、世界的なスクランブラーモデルの人気を牽引したと表現しても決して大袈裟ではない。

「メカメカしくも高級感あふれる精緻なディテールに男心をくすぐられます」と、鯉斗師匠。

ベースモデルのロードスターに加えて、R nine T Scramblerやカフェレーサーの同Racer、さらにはデュアルパーパスのUrban G/Sなど、次々と派生モデルを展開。同社初のカスタムが楽しめる多彩なアフターパーツも加わり、これまでになかった洒脱かつストリートなBMWとして人気を後押し。そして2021年3月、パワートレーンに手を加えるなどの大幅改良が行われた。

ラフなスタイルからライダース、ツナギまで乗り手のスタイルを選ばない自由さも魅力のひとつ。BMWきってのファッショニスタと落語界のおしゃれ番長が共演。

もともとは“R nineT Racer”が気になっていたという鯉斗師匠。

「ロケットカウルのR nine Tレーサーが気になっていたんです。硬派なソロシートに前傾姿勢万歳のきついポジショニング。上半身をかがめて、サイドステップを後ろに蹴って跨るあの雰囲気が最高にカッコよくて。そんなヤンチャさがたまらないって思っていたんですけど、このR nineT Pureもすこぶるカッコいいですね」

ヘッドライトにこだわりを持つBMWだけに、意外とシンプルなLED式の単眼。「デジタルメーターが当たり前の今、あえて機械式メーターというのも粋ですね。こだわりを感じます」と鯉斗師匠。

今回用意したR nineT Pureの試乗車には、精悍なデザインを細部に採用したBMW Motorrad Spezialが手がけたカスタマイズ・プログラム“Option 719”がふんだんに盛り込まれている。車両価格は205万円〜。夜の雰囲気が似合う鯉斗師匠と街明かりに彩られるR nine Tという組み合わせ。絵になるふたつの存在感は絶大だ。

「各部のディテールのつくりこみはさすがBMW。素材はもちろん、表面仕上げに至るまで、こだわりが見ただけでわかります。若かりし頃は、自分でカウルをつけたり外したり、塗装をしたり、マフラーを替えたり、3連ホーンを組んだりと、自分でカスタムしていたクチでもあるので(笑)」

ブレーキマスターカバーやアジャスタブルブレーキ/クラッチレバー、シリンダーヘッドカバー、オイルフィラープラグなど、精緻なカスタムが加えられたカスタマイズ・プログラムが“Option 719”。

ハートビートな心臓

愛でるようにR nineT Pureを見渡すと、実車に跨る鯉斗師匠。今時珍しいシリンダーキーをひねるとズドンッ! ボディが、身体が、ハンドルを伝って左右に激しくゆすられている。ボクサーエンジンへの火入れは手慣れたもので、車体に跨った時にエンジンヘッドが左右に張りだす感じは、鯉斗師匠の愛車・R 1250 GSとも変わらない雰囲気で、安心感があるという。そして、夜の喧騒を颯爽と駆けだすと、嬉しそうに戻ってきたのはそれから40分ほど経った頃だろうか。走り味について尋ねてみる。

ボディカラーはポーラー・メタリック/ライト・ホワイト。サイドバッグはオプションとなる。

「愛車であるGSの水冷ボクサーエンジンに対して、R nineT Pureのほうがいい意味で荒々しく感じる空冷ボクサーだなと。ワイルドさがある反面、スムーズでとても扱いやすい。低重心で重厚な乗り味には驚いたし、個人的には足回りはやや硬めな印象ですかねぇ」

続けてR nineT Pureの加速についても印象深かったとも。

「重厚感があるけど、レスポンスがいいから軽快。アクセルをパッと開けると間髪入れずに応答するトルクフルな加速も驚きもの。想像以上に力強くて、淀みなく回り切ってくれそうな空冷エンジンも気持ちいい。ライド・バイ・ワイヤとなり、インジェクターなども刷新されているということで、なるほどなって。乾いた排気音と小気味のよいバイブスが心地よいですね」

1169cc水平対向2気筒は109ps/7250rpmの最高出力と、116Nm/6000rpmの最大トルクを発生。エンジン特性としては、加速のノリはやや中低回転域に振られている。

実際、街中では3000~5000rpm付近でトルクが盛り上がるから気持ちよく走れるという。

「発進時は1.2ℓの排気量を生かした低回転域から湧きだす、大きなトルクにまかせて走らせるのが最高です。大人のやんちゃっぽい雰囲気を醸しながらも安心感があってキビキビ走れる。街中のタイトコーナーでも回頭性はよく、意外にも車体を寝かせられる雰囲気。低重心さも相まって、終始安心感がありますね」

車体に倒立フォークを採用するR nineT Pure。先代S 1000 RRのフルアジャスタブルフォークの採用で、接地感は大幅に高まっているという。

続けて追加されたドライビングモードについてもひと言。「“Road”でも十分速く、スポーティな“Dyna”に変えると圧倒的な加速力アップを実感できるくらいの豹変ぶり。スロットル操作に対するレスポンスが良くて、ずっとこのモードでもいいかも(笑)。メリハリの利いたライディングを楽しめます。雨の際には嬉しい“Rain”モードありと、新たに標準追加されたクルーズコントロールも相まって、ツーリングも楽しそう」とは鯉斗師匠。

個性をさらに際立たせる特別な一台を提供する、カスタマイズ・プログラムがOption 719。各装備品は、素材から表面仕上げまで細部にこだわり、熟練の職人技によって製作されている。

さまざまなボディバリエーションでキャラクターを楽しめるだけでなく、置かれたシチュエーションによってもさまざまに変えられるのも嬉しいと語った鯉斗師匠。街乗りに映えるスタイリッシュなデザインと、BMWらしい質実剛健かつスポーティな走りが魅力。そんな一挙両得のBMW人気ロードスターモデル、R nineT Pure。

環境基準ユーロ5適合となったエンジンマネージメントに加え、エンジンのヘッド回りを新設計。効率的かつダイレクトに燃焼をコントロールするため、スロットル・バイ・ワイヤとなり、インジェクター等も刷新された。

パンチの利いた空冷ボクサーのワイルドな鼓動感、そして扱いやすいフレンドリーなキャラクターは、どこまでも駆けたくなる。シンプルに見えて切れ味鋭い走りに、自由なスタイルで乗れるキャラクター。一見ヘリテージな雰囲気ながら全く古さを感じさせない。BMWならではの伝統に最新の技術が詰まったR nineT Pureに終始興奮気味の鯉斗師匠だったのだ。

瀧川鯉斗/Koito Takigawa
1984年愛知県生まれ。噺家。古典落語に取り組み高い評価を得ている実力派真打。寄席や独演会などの落語家としての本業以外にも、テレビ番組の出演やファッション誌でのモデル活動、また役者としても活躍するなど、ジャンルを越えて活動を続ける。趣味はファッション、波乗り、バイク乗り。2023年12月25日(月)には、渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホールで第6回目となる『瀧川鯉斗東京独演会』を開催。チケット発売中! 詳細はホームページまで。

問い合わせ
R nineT Pure https://www.bmw-motorrad.jp/ja/models/heritage/rninet.html

TEXT=ダニエル利樹(ANGIE)

PHOTOGRAPH=杉田至

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