年末年始に美食を愉しむなら、幸福と口福を運ぶ、開運レストランへ。あらゆるジャンルの“最幸店”から今回は、東京・八重洲の「鰻 はし本」を紹介する。【特集 勝ち運アイテム】
精をつけて運もうなぎ上り!?
諸説あるが、蘭学者で発明家の平賀源内が“土用の丑の日”の生みの親というのは、有名な話。鰻は滋養食であると同時に、昔から健康運や金運が上がる食べ物として親しまれてきた。その長い姿形から縁結びにもいいとされる鰻を堪能するなら、2024年の年末に移転リニューアルをした老舗「鰻 はし本」を訪れたい。
背開きにした鰻を1度蒸してから炭火で焼き上げる正統派の江戸前の仕事を追求し続けるのは、四代目店主の橋本正平氏。厚い信頼関係で結ばれている全国の生産者の元から届けられる鰻を最も美味しい状態で食べてほしいと、注文が入ってから調理する。
運ばれてきたうな重の蓋を取ると、1匹を使用した蒲焼きのオーラを放つような美しさに思わず見惚れるほど。食欲をそそるタレの香りがふわりと立ち上がり、ひと口食べれば鰻の良質な脂と甘さを抑えたタレとのハーモニーにしばし言葉を失う。
串焼きをつまみながら酒を飲み、うな重で締めれば心身にパワーが漲るのを感じるはずだ。
鰻 はし本/Unagi Hashimoto
鰻重の価格はサイズによって3種。
住所:東京都中央区八重洲1-5-10
TEL:050-1808-6166
営業時間:11:00~14:30、17:00~20:30(土曜は第2、4の11:30~15:00のみ営業)
定休日:日曜、祝日
座席数:1F・11席(小上がり/カウンター)、2F・26席(テーブル席)
この記事はGOETHE 2025年2月号「総力特集:仕事を極めたトップランナーたちの勝ち運アイテム」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら