GOURMET

2025.01.19

京都妙心寺×秦野よしき、“六根”を研ぎ澄ませて味わう特別な鮨体験とは

麻布十番「秦野よしき」を率いる秦野芳樹氏が、京都妙心寺で鮨ライヴを開催。世界中のフーディーやアーティスト、評論家などを招待し、新しい「道」を表現したのである。

「秦野よしき」の秦野氏
はじめての試みゆえ当初は堅さも見られたが、次第にリズムを取り戻し、テンポよく鮨を握り続けた秦野氏。

「六根清浄」をテーマに、新・鮨道を追求する秦野よしき

「鮨はただの食事ではなく、感性が形になる芸術です。私は常々、その土地が大切にしてきた食材や文化を理解し、尊重してきました。鮨をベースに、その場所でしか味わえないエッセンスを融合し、特別な体験を表現したい」そう秦野氏は話す。

イベントは15時に始まった。

松山大耕和尚のナビゲートによる座禅や本堂案内、聞香などを体験し、心身を整えた。

「このイベントを開催するにあたり、和尚から六根清浄(ろっこんしょうじょう)という言葉をいただきました。眼、耳、鼻、舌、身、意の六根を研ぎ澄ませるということです。京都の伝統文化で研ぎ澄ませたのちに提供する鮨は、その土地の感性をも引きだせる特別なメニューになると思います」

鮨の提供は18時から始まった。

参加者の六根は秦野氏の言うとおり、研ぎ澄まされていた。鮨やシャンパンの香りや味をビシビシと感じられた。参加していた外国人ジャーナリストが次のように話す。

「鮨に至るまでのプロセスが興味深かった。まさに京都でしか味わえない体験型お鮨であり、秦野氏のチャレンジスピリッツに感銘を受けました」

新たな「鮨」の表現を求めて、秦野氏は前に進んでいく。

TEXT=ゲーテ編集部

PHOTOGRAPH=村上洋平

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