レストランを愛してやまない秋元康、小山薫堂、中田英寿、見城徹が選ぶ、最強のレストランガイド「ゲーテイスト2024」。心を奪われた、衝撃のイタリアンをご紹介。今回は東京・神楽坂の『400℃ PIZZA TOKYO』。
中田「厚めで柔らかくて重くないので量も食べられます」
店主の河本昌樹氏はもともとイタリアンの料理人で、薪を使った料理を提供したいという思いから岡山でピッツェリアを開業。去る2024年3月にオープンした神楽坂の東京店は連日満員、行列ができる人気ぶり。
中田 ここのピザは厚めで柔らかくて、なおかつ重くないっていうピザです。僕は岡山を回っていた時に本店に行ったんですけど、また行きたいと思いました。3月下旬に東京店がオープンしていて、シェフは今、東京と岡山を行き来しています。
見城 店名はピザを400度で焼くからなの?
中田 はい。火の強さにはすごくこだわりがあるそうで、高温で一気に焼いているそうです。生地にもいろいろ工夫があるみたいで、1枚の中に食感の変化があるので食べ飽きない。パリッとしたところやふっくらしたところがあるんです。
見城 ピザ以外の料理は何かあるのかな?
中田 東京店はピザ7種のほかに水牛のモッツァレラチーズとサルシッチャがあるそうです。
秋元 イタリアンといえばヒデだけど、ヒデはピザはいつも何を食べるの?
中田 僕はピザはマルゲリータしか食べません。あと、初めて行くイタリアンでは必ずトマトソースのパスタかチーズリゾットを作ってもらって、それを食べて自分に合うかどうかを判断しています。
小山 初めて行くバーでバーテンダーにウォッカトニックを作ってもらうみたいな。
中田 そういう感じです。
400℃ PIZZA TOKYO/400℃ ピッツァ トウキョウ
こねて休ませることを繰り返し、発酵を経て4日間で完成する高加水の生地が特徴。3店ある店舗のピザ窯の熱源はすべて異なり、本店は薪、同じ岡山にある2号店は電気、東京の3号店はガス。「東京店のピザは、薪釡で焼く本店のピザよりもバリッとしてエアリーな食感です」と河本店主。
住所:東京都新宿区若宮町13-1 kif annex 1F
営業時間:11:00~L.O.18:00
定休日:火曜
座席数:15席
料金:ピザ¥2,200~ 現金不可。
※予約はTableCheckから受付け。
Instagram:@kagurazaka400do
この記事はGOETHE 2024年7月号「総力特集:恍惚レストラン ゲーテイスト2024」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら