今飲むべきは、ホテルBARの和カクテル。今回は、ブルガリ ホテル 東京の「BVLGARI BAR(ブルガリ バー)」を紹介する。【特集 ニッポンのSAKE】

イタリアンリキュール「イタリカス」に、日本のシーズニング、山椒とすだちを合わせた爽快感あるカクテル。ライムの酸味にシーソルトやハーブの苦みを合わせた奥ゆきある一杯。¥3,000
日本とイタリア、伝統とモダンが共存
皇居の緑や東京の街並みを一望するロケーションに立つブルガリ ホテル 東京。最上階に位置する「ブルガリ バー」は地中海風の庭園があるテラス席のほか、楽園をイメージに制作されたモザイクタイルのバックバーがあり、イタリアらしい明るさに満ちた空間だ。
「ブルガリ バー」のシグネチャーカクテルがテーマとするのは、日本とイタリアのアートとクラフトマンシップが融合するふたつの国の土地を巡る旅。
カクテルにはイタリアのスピリッツやリキュールに、日本酒や焼酎など日本のお酒をかけ合わせる。どぶろくとブランデーにピスタチオ、日本酒とトリュフを漬けたジャパニーズジンにトマトやローズマリーなど、その組み合わせは斬新ながら、味わいは美しく調和する。

泡盛とイタリアの酒精強化ワイン「マルサラ」、ラム、ハーブリキュールを合わせた一杯。カクテルの液面にレモンオリーブオイルを垂らし、沖縄やイタリアの美しい島々を表現。双方の奥深い味わいが調和する。¥3,200
日本の素材へ強い関心を持ち、カクテルのディレクションを行うのが、バー マネージャーのアンドレア・ミナレッリ氏だ。
「日本の酒蔵や生産地を訪れることが好きで、この前も沖縄で泡盛の蒸留所を訪れました。旅での出合いがカクテルのクリエーションにつながりますね」
伝統とモダン、日本とイタリアが共鳴する「ブルガリ バー」のクリエーションにこれからも期待したい。

ブルガリ ホテル 東京 バー マネージャー。イタリア出身。イタリアやアジアのトップバーで約10年の経験を積み、2023年より現職。日本各地に赴きさまざまな食材を開拓する。

住所:東京都中央区八重洲2-2-1 45F
TEL:03-6262-3333
営業時間:12:00~L.O.23:30
定休日:無休
料金:カクテル¥2,800~(サービス料込み)
座席数:109席
この記事はGOETHE 2024年1月号「総力特集: ニッポンのSAKE」に掲載。▶︎▶︎購入はこちら ▶︎▶︎特集のみ購入(¥499)はこちら