ギフトにワインを選ぶ際、悩みからは外せないのがそのお値段。手頃で質の良いワインから、ここぞという勝負の際に贈りたいワインまで、ワインエキスパートであり食レコ代表取締役の瀬川あずささんに教えてもらった。【ワインマナー編】 【ワインギフトの選び方編】
価格別! ワインエキスパート瀬川さんイチオシの贈り物にぴったりのワイン
【3000円で探すなら】グレイス甲州2021
「近年さまざまな日本ワインがあるなかで、これは日本のワインの美味しさを知るのに最適なワイン。日本ならではの品種“甲州”の素晴らしさがわかると思います。国際ワインコンクールでも多数受賞するグレイスワインのなかで、入門的ワインで、和食との相性も抜群です」
【5000円以内で探すなら】クラウディーベイ ソーヴィニヨンブラン2022
「華やかで親しみやすい味わいで、誰が飲んでも納得するワイン。お相手がまだワイン初心者でも楽しめます。名前は知られていますが、だからこそみんなに愛されるワインとして、知っておくべき1本です」
【1万円以内で探すなら】ナイティンバー クラシック・キュヴェ・マルチヴィンテージ
「スパークリングワインと言えばシャンパーニュが有名ですが、最近人気なのがイギリスのスパークリングワイン。温暖化によって上質な葡萄生産が可能になったイギリス南部で作られています。日本ではまだあまり知られていないので、先駆けて知っておくべきブランドです」
【ここぞという時の贈り物なら】テルモン ブラン・ド・ブラン ヴィノテーク
「リサイクル素材を使ったグリーンボトル、ギフトボックスの廃止、航空貨物を使わない輸送など、徹底的にサステナビリティにこだわるシャンパーニュ・メゾン。その取り組みに賛同し、レオナルド・ディカプリオ氏が株主になったことでも知られています。ブラン・ド・ブランは熟成期間も長く、爽やかさの中に複雑味もあるプレステージ・キュヴェ。ぜひ飲んでいただきたい1本なので特別なギフトにお薦めです」
【番外編・日本好きな海外の方に贈るなら】シャトー・イガイタカハ 園
「日本人オーナーがカリフォルニアで手がけるワインで、漢字のラベルは、日本好きの海外の方にとても喜ばれます。娘さんの結婚式を自分のワインで祝いたいとワイン造りを始めたオーナーで、ネーミングにも家族の名前を使用するなど、家族愛あふれるワインなので、家族を大切にしている方へのプレゼントにぴったりです」