食に対して尋常ではない情熱を傾ける、秋元康、小山薫堂、中田英寿、見城徹が厳選したとっておきの店を紹介する、最強のレストランガイド「ゲーテイスト2022」。フレンチ、イタリアン、スパニッシュ、洋食…。クリエイティヴィティに富んだ百花繚乱の洋のレストランを紹介。【Part3:洋の絢爛】

名物ビーフカツは、特選銘柄牛シャトーブリアン(180g ¥11,000)、和牛ヒレ(180g ¥8,800)、和牛赤身ランプ(160g ¥4,180)から選べる。
中田英寿「高級洋食というジャンルのお店がもっと増えてもいいんじゃないかな」
最高クラスの銘柄牛を一頭飼いし、肉割烹や焼肉店を展開している雪月花グループの洋食店。古民家の佇まいも美しく、ワインとともに上質の洋食を楽しむことができる。
中 見城さんが昨年推薦されていた名古屋の会員制サロン『雪月花』系列の洋食店です。
見 ああ、田中屋さん! 洋食店もあるんだ。
中 洋食店はここだけのようです。岐阜駅からクルマで20分くらいの里山にあって、ナビがないと辿りつけなかったかも。門を入って、小道を進んでいくと夜の闇に古民家が浮かび上がってくる、その美しさに感動しました。

岐阜駅からクルマで20分ほど。のどかな田園地帯を抜けて緑豊かな里山の麓に暖簾がかかる門が現れる。

手入れの行き届いた木造の家屋でいただく洋食。まるで明治か大正時代にタイムスリップしたかのような感覚に。
見 幻想的だね。
中 富山の築150年の古民家を移築したと聞きました。建物も庭も手入れが行き届いていて。情緒ある雰囲気のなかで食べる高級洋食……。味だけでなく、美しい情景も心に刻まれました。

「つばきハンバーグ」¥2,750。上質の肉の味わいを存分に味わえるようつなぎは使っていない。食事セット(¥660)を一緒に頼む人も多いという。
見 デートで?
中 いえ(笑)、岐阜の陶芸家さんと行きました。男性ですよ。
見 その方の案内だったんだ。
中 そうではなく、地元なのに知らなくて(笑)。僕は東京のお店で、田中屋の田中覚社長に「岐阜に行くことがあれば」と教えてもらっていたんです。

名古屋名物、目玉焼きが敷いてある「ナポリタンスパゲティ」¥1,650
見 本当に隠れ里にあるんだね。それで、何を食べたの?
中 名物のビーフカツをいただきました。銘柄は仕入れによって違うそうですが、飛騨牛のことが多いと。柔らかくて旨味があって、美味しかったです。お肉だけでなく、火入れや調理法も料理人さんの腕のよさを感じました。

自家製スモークサーモンやローストビーフなどの前菜(¥13,200~のコースの一例)。
見 アラカルトもあるの?
中 コースでもアラカルトでも。ステーキ、ハンバーグやメンチカツなど自慢の銘柄牛を使った料理だけでなく、ナポリタンやオムライス、グラタンなどもあって、東京にもこういう高級感のある洋食店があればいいのにと思いました。値段はかなりリーズナブルでしたが、東京だったら、倍くらいの値段になってしまうのかな……。
見 名古屋で仕事がある時には足を延ばしてみたいね。

しっとりとした風情ある佇まい。夕暮れ時からライトアップされ、さらに魅力ある表情に。
Yoshoku Tsubaki
住所:岐阜県岐阜市打越59-2
TEL:058-297-1122
営業時間:11:00~L.O.14:00、16:00~20:00(土曜・日曜、祝日)
定休日:火曜
席数:32席
料金:コース/ランチ¥3,300~、ディナー¥13,200~、アラカルトあり