春の乳飲み仔羊など、クセの少ない「ラム」、旨味の強い成羊「マトン」、その中間の「ホゲット」、そして産地や雌雄の違いなど羊の楽しみ方が年々多様化している。「羊肉が苦手」はそろそろ卒業? 今回は、羊を楽しめる西麻布のレストランを紹介。
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ニュージーランド産ハンプシャー種のマトン(¥2,700)、玉ねぎともやしに加えて、筍や山菜などの旬を味わえる5種盛り合わせ(¥2,500)もぜひ一緒に。
ぬかりない工夫と驚きのメニュー展開
店名の「ewe」は"雌羊"という意味。西麻布に2022年3月にオープンし、なんと流通頭数の極めて少ない未経産の雌羊に特化している。
「雌というだけでなく、ニュージーランド、オーストラリア、北海道で牧草にもこだわって育てられたラム、ホゲット、マトンを扱っています。気候や風土、年齢によって異なる食感や旨味、香りを食べ比べられるのは東京では恐らく当店だけ」とシェフの齋藤拓也氏。こだわりの肉をより美味しく提供するため、炭火コンロで楽しませてくれる。

右:羊もも肉のトマト煮を挟んだ麻布スライダー(¥1,200)。ヨーグルトソースが爽やか。 左:タスマニア産牡蠣を使った羊風キルパトリック(¥800)

羊肉に合うナチュラルワインからグランヴァンまで豊富に揃う。
またジンギスカンといえばタレが主流だが、同系列のモダン・オーストラリア料理店で15年以上の経験を積んできた齋藤シェフは、その枠に収まらず、おろしたてのライムの皮を混ぜた岩塩、中東の"デュカ"風ミックススパイスや山わさびビネガーなど自家製の調味料も用意して羊そのものの魅力を引きだす工夫もぬかりない。さらに締めのお楽しみには、羊肉のミニバーガーや羊骨スープのうどんなど、従来のジンギスカン店では味わえない驚きのメニューで、羊の未知の領域に誘ってくれる。羊好きはもちろんのこと、ちょっと苦手という人こそ誘いたくなる店だ。

柔軟な発想でここでしか味わえない羊メニューを生みだす齋藤シェフ。

カウンター席、2名~10名席、個室とTPOに応じてさまざまな席が用意されている。外苑西通りに面し、今の時期はオープンエアに。
Azabu ewe(アザブ ユウ)
住所:東京都港区西麻布1-15-10 パークビュー西麻布1F
TEL:03-6384-5240
営業時間:17:00~23:00(L.O.22:00)
定休日:日曜
席数:28席