東京・赤坂にある「浄土寺」の境内にひっそりと佇む一軒家の江戸前鮨「すし いわお」。そこにはゲストをあっと驚かせるようなサプライズの詰まったコースが待っていた。
感動必至の絶品鮨コース
多くの人で賑わう赤坂の繁華街。そこに突如として現れる浄土寺は都会の喧騒とかけ離れた静寂の時が流れている。その境内の路地を進んだところに暖かな光が灯る鮨屋が4月1日にオープンした。それが江戸前鮨「すし いわお」だ。
鮨を握るのは、ヒルトン東京、フォーシーズンズホテル香港といった国内外の5つ星ホテルや都内のミシュラン1つ星鮨店「銀座いわ」などで料理長を務めた岡部巌氏。
岡部氏は宮城産の大粒米「ササニシキ」をアルデンテに炊き上げ、2種類のシャリを用意。マグロやイワシなどの脂が乗ったネタには、昔ながらの製法で長期熟成して旨みを豊富に含んだ兵庫・但馬醸造の赤酢を合わせた“赤シャリ”を、白身など淡白な魚のネタには、優しい味わいの赤酢を合わせた”ロゼシャリ”を、とネタによってシャリを使い分けている。
夜のコースは、握り10〜12種、つまみは8〜10品の約24種で構成。ゲストに満足して帰って欲しいという店主・岡部氏の想いが込められた盛りだくさんの内容となっている。
握りは鮪や小肌、穴子などはもちろんだが、あっと驚くようなネタも供される。
例えば、コースの目玉である「キャビグロ」は長崎・対馬の最高級のブランドノドグロ「紅瞳(べにひとみ)」を炭火で焼き上げ、たっぷりのキャビアを乗せた一品。
口に運べば、熱々のノドグロ、赤シャリ、キャビアが三位一体となって、極上の味わいをもたらす。
そして並々ならぬこだわりを見せるのが海老の握り。コースの中盤でゲストに調理前の活きた海老がプレゼンテーションされる。その後、低温調理でじっくりと旨みを引き出し、弾力や甘みが極限の状態となったものが握りで振る舞われる。そのかつてない海老の握りは感動すること必至だ。
そのほかにも訪れたゲストにしか味わえない握りやつまみの数々が登場する「すし いわお」。ぜひ訪れて、心躍る食体験を楽しんでみては。
すし いわお
住所:東京都港区赤坂4-3-5
TEL:03-5544-9862
営業時間:第一部11:30〜、第二部13:00〜/第一部18:00〜、第二部20:30〜
定休日:土曜、日曜、祝日(月曜はディナー営業のみ)
料金:昼のちらし寿司(16食限定)は¥6,000、夜の握りコースは¥22,000