GOURMET

2021.06.29

FORNO|薪焼きの名手がプロデュースする西麻布のステーキ店

秋元康小山薫堂中田英寿見城徹の美食を探求する4兄弟の偏愛レストランを大公開するゲーテレストラン大賞「ゲーテイスト」が今年も開催に! ガツンと肉を喰らいたい時がある。だから旨い肉があると聞けば、どこへでも行く。なぜなら、肉力こそが圧倒的な仕事の源だから。産地、肉質、焼き方、仕上がりのすべてにこだわった究極の肉レストランを紹介する。

FORNO

ヒレ(100g)¥6,600。薪焼きで供されるステーキは、他にシンシンやクリといった部位も用意。100g単位でオーダーできるのも嬉しい。

中田英寿「薪焼きステーキ一点攻めの気分の時に自然と足が向く」

“薪焼きの名手”として知られる代官山『TACUBO』の田窪大祐シェフがプロデュースするステーキ店。“肉料理の激戦区”ともいわれる西麻布で、今ジワジワと人気に火がついている。

 ステーキ店というと、スープとか何かしら前菜が出てくる店が多いなかで、ここは徹頭徹尾、アラカルトで肉を堪能することができるのがいいんです。

トトリコ豚の肩ロース

「トトリコ豚の肩ロース(280g)」¥4,620。年間出荷数100頭以下という希少な豚は“裏メニュー”で。

 『FORNO』って、僕や秋元が愛してやまない『Wreath』と同じビルに入っているんだね。あの場所って、西麻布交差点の近くなのに、ひっそりした雰囲気でいいよね。

 はい。こちらのお店は『TACUBO』の田窪さんが技術監修をしていて。シェフも『TACUBO』の出身。3、4回行きましたが、毎回どんどんスキルアップしている気がします。薪は食材をふっくらと仕上げられるメリットがある一方で、火力が安定しないから扱うのが難しい。薪焼きの店が増えているなかで、かなりの技術の高さを感じます。

黒毛和牛ハンバーグ

「黒毛和牛ハンバーグ」¥2,750。ランチ時はナポリタンやメンチカツとともに“大人様ランチ”としても提供。

 ヒデのお薦めは?

 僕のイチオシは、100gずつ注文できるステーキとハンバーグです。黒にんにくとバルサミコ酢を煮詰めたソースと一緒に食べるハンバーグが本当に美味しい。

 僕もハンバーグと聞くと黙っていられないので、それは絶対に行かないと。コースじゃなくて、好きなものを好きなだけ注文できるというのもいいね。

熾火

肉に薪の香りをまとわせながら、熾火(おきび)の遠赤外線効果を利用し、ふっくらと仕上げる。焼き目しっかり、中はジューシィのコントラストが見事。

 イタリアワインも種類が多くて、だいたい2〜3人で行くと予算はひとり7000円くらいです。僕、ワインリストを見て阿漕(あこぎ)な値つけだと料理がよくても本当にガッカリしちゃうんですけど、ここはとても良心的。

 僕もハンバーグが気になるので今度行ってみます(笑)。

ーー今年のゲーテレストラン大賞「ゲーテイスト」は「秘密のレストラン」「陶酔のフレンチ&イタリアン」「美しき芸術の鮨」「職人の技に酔いしれる」「百花繚乱の超絶中華」「知る人ぞ知る隠れ家&穴場」「究極の肉を喰らう」がラインナップ! 完全保存版です。

 

フォルノ

カウンターのほか、店奥には中田氏がお気に入りというテーブル席も。

フォルノ
住所:東京都港区西麻布4-11-25 モダンフォルム西麻布パートⅢ 3F
TEL:03-6451-1446
営業時間:12:00~L.O.14:00/18:00~24:00
休業日:日曜
座席数:18席
料金:コース¥12,000~
詳細はこちら

TEXT=小寺慶子

PHOTOGRAPH=長谷川 潤

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