秋元 康、小山薫堂、中田英寿、見城 徹の美食を探求する4兄弟の偏愛レストランを大公開するゲーテレストラン大賞「ゲーテイスト」が今年も開催に！ 先進的なスタイルとクリエーションで魅了する、最先端の東京のフレンチ＆イタリアン。一方、地方では「地産地消」や「ローカルファースト」の価値をモダンなひと皿に昇華させるレストランが増えている。未知の体験をさせてくれる特等席へご案内。
店内は照明で一変。両側の壁に取りつけられた有田焼のアートピースには、ライゾマティクスの映像作品が投映される。
小山薫堂「『スガラボ』にいた薬師神シェフが独立。アニバーサリーのためのレストラン」
去年の12月に虎ノ門ヒルズにオープンしたレストラン。薬師神 陸（やくしじん りく）シェフが実際に訪れた全国600以上の生産者の食材を最もよい時季に取り寄せ、フレンチの技法で美しい皿に昇華させている。
小 『SUGALABO（スガラボ）』にいた薬師神君が独立してシェフをやっているんですが、アニバーサリーにいいお店です。
見 『スガラボ』にいたシェフなら、僕は会ったことがあるはずだよね。
シグネチャーの「ブーケサラダ」の春バージョン（料理はすべて¥30,800のコースの一例）。
小 ありますよ。見城さんも秋元さんも。須賀洋介シェフの右腕的存在だった人で、もともと辻調理師専門学校で先生をやっていた人です。今、すごく頑張っていて、レストランの扉一枚隔てた向こう側には、若い世代のシェフが企業とコラボレートし、新メニューの開発や試食会などを行うラボのような施設があって、そこの運営も手がけています。
秋 料理はどういう感じ?
小 そうですね。モダンで先進のフレンチを提供しています。おまかせコースなので、内容はいつも違うんですよ。でも最後の「トマトおじや」は定番で、これが本当に美味しい。地鶏とボタン海老の合わせ出汁で炊いたおじやで、トマトの旨味がたっぷり。
「ホワイトアスパラとボタン海老」。
中 僕はインテリアも素敵だと思いました。
小 それほど主張することなくライゾマティクスのデジタル映像作品を取り入れたり、ひと皿ごとに照明を変えたりしていて、面白いですね。ちょっとテーマが入っていて。
国産ベルガモットを削って使った「トマトおじや」。米は愛媛県産の小粒なにこまるを使用する。
見 そういう演出って、僕はちょっと面倒臭そうと思ってしまうんだけど、どう?
秋 薫ちゃんは好きだよね。でも、それは確かに盛り上がる。
ロゼシャンパンをイメージしたソルベロゼとローズヒップのグラニテ、ブランマンジェ、高糖度の埼玉県産いちご、あまりんを合わせた「いちごのデザート」。
小 コンセプトが「ハレの日のためのシェフズテーブル」ですから、女性をお連れしたら喜ばれると思いますよ。先日、僕は事務所のスタッフふたりの誕生日のお祝いに借り切って利用しました。料理によって照明が変わったりしますが、でも、決して押しつけがましくない。そういった演出は料理に集中させるためにやっている感じがしますね。あと、薬師神シェフは『スガラボ』にいた頃に全国の産地を訪ねていたので、生産者ともよくつながってますし。いろいろ想いがあるみたいです。
中 東京ならではのレストランですよね。
ーー今年のゲーテレストラン大賞「ゲーテイスト」は「秘密のレストラン」「陶酔のフレンチ&イタリアン」「美しき芸術の鮨」「職人の技に酔いしれる料理」「百花繚乱の超絶中華」「知る人ぞ知る隠れ家&穴場」「究極の肉を喰らう」がラインナップ！ 完全保存版です。
ユニ
住所：東京都港区虎ノ門1-23-3 虎ノ門ヒルズガーデンハウス1F
TEL：非公開
営業時間：17:30～・20:30～（2部制） 土曜12:00～／18:00～ ※一斉スタート
休業日：日曜、月曜、火曜
座席数：カウンター8席
料金：コース¥30,800
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