オープンしてたちまち、予約困難な人気店に。腕利きの新世代シェフによる中華が堪能できる中国料理「浮雲」をご紹介。感動がありあまる食体験は、特別な会食にも強烈なインパクトを残すはずだ。
![帆立と蓮根の春巻き 上湯と雲丹のソース。](https://goetheweb.jp/wp-content/uploads/2020/12/DSC_1489-1.jpg)
帆立と蓮根の春巻き 上湯と雲丹のソース。季節限定のモンブランマティーニ(¥5,800のペアリングコースより)とともに。
世界で活躍する敏腕シェフとソムリエの融合
多様化が進む中華とあって、接待で選ぶ店の選択肢も広がっているが、食もお酒も好き、という健啖家(けんたんか)をアテンドするなら、ぜひ、この10月、西麻布にオープンした『浮雲』を最有力候補に加えてほしい。
少量多皿の中華で人気を集める六本木『虎峰』の系列店。各国を旅し、パリで最先端のレストランのシェフを務めた鬼崎翔大氏が作る多種多様な27皿前後の料理に合わせて、ロンドンの星つき店などでソムリエとして働いた進藤幸紘氏が8〜10杯のペアリングを提案する。
中華に軸足を置きながら型にはまらない料理は、味の“連なり”を意識しながらテンポよく提供。前菜5種盛りに始まり、春巻きや海老マヨ、餃子にフカヒレなど、誰もが知るおなじみの中華を、卓越したセンスでオリジナルに昇華しているのが見事だ。
食材の組み合わせやソース使いで、小ポーションながらすべてが記憶に残るひと皿に仕上げている。さらに、柿と金木犀のジントニックやウォッカに漬けた栗とメープルシロップのマティーニなど、季節のカクテルがベースのペアリングにも夢中に。“軽妙洒脱”を体現した新しい中華に心を奪われる。
![鬼崎翔大氏と進藤幸紘氏](https://goetheweb.jp/wp-content/uploads/2020/12/DSC_1532.jpg)
鬼崎翔大シェフ(右)と料理に合わせたペアリングを考案する進藤幸紘ソムリエ。
![フカヒレのステーキ 葱とパセリの白湯ソース。](https://goetheweb.jp/wp-content/uploads/2020/12/DSC_1506.jpg)
フカヒレのステーキ 葱とパセリの白湯ソース(料理はすべて¥6,800のコースの一例)。朝天辣椒(チョウテンラージャオ)でピリッとしたアクセントを添えている。コクのあるソースとのコンビネーションを楽しみたい。
![海老マヨ。](https://goetheweb.jp/wp-content/uploads/2020/12/DSC_1454.jpg)
海老マヨ。アーモンドスライスを衣に纏まとった海老は、コアントローを加えたマヨネーズ、フライドガーリックとともに。
![浮雲](https://goetheweb.jp/wp-content/uploads/2020/12/DSC_1413.jpg)
カウンターのみのモダンな空間。
浮雲
住所:東京都港区西麻布4-4-9 麻布ミヤハウスB1
TEL:03-6452-6953
営業時間:18:00~(一斉スタート)※21:00~23:00はバータイム
休業日:日曜
座席数:カウンター14席
料金:¥6,800のコースのみ
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