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2019.09.20

【愛媛県】中田英寿が全国の蔵元に教わった最高に旨い店<ゲーテイスト特別版>

2009年から’15年の6年半、のべ500日以上をかけて、47都道府県を旅した中田英寿さん。そこで出会った数々の酒蔵には、ある共通点があった。それは、「良質な蔵元であればあるほど、良質な食を知り尽くしている」ということ。中田さんが出会った全国津々浦々の特別なる蔵人にしか知りえない、最高に旨い”地元の名店"を紹介する。ゲーテのレストラン大賞「ゲーテイスト2019」に参加した中田さんによる、「ゲーテイスト特別版 全国の旨い店ガイド」がここに完成!

くるますし

『ひめいちえ』松山市/海鮮居酒屋

推薦人
「媛一会」/武田酒造 武田昇三さん(杜氏)

「ひめいちえ」は、瀬戸内でとれた旬の魚貝を、地酒と一緒にいただけるお店だ。武田酒造の代表銘柄である「媛一会」という名前に惹かれ、ひらがなで「ひめいちえ」という名前をいただけないかと相談。蔵元は快くそれを受け入れ、この店名が命名された。「『ひめいちえ』は名前の通り、開業当初から武田酒造ととても関わりが深いお店です。魚屋を併設する一風変わった居酒屋で、瀬戸内の旬も愛媛の旬も堪能することができます。旬魚のみを使った特選コースのほかに、寒ブリや真鯛のしゃぶしゃぶコースもとても美味しい。地酒も魚もとびきりのものが揃っています」

ひめいちえ
住所:愛媛県松山市三番町1丁目16-6
TEL:089-909-9939

 

武田酒造
主要銘柄は「媛一会(ひめいちえ)」と「日本心(やまとごころ)」。媛一会は、小さな槽で丁寧に搾る「小槽袋しぼり」という製法により、旨味が濃縮された味わいになっている。泉水仕込みの純米吟醸は、パイナップル系のほのかな香りが特徴。酸味と甘みのバランスが良く、旨味のなかに透明感も広がるため、重たすぎずに飲み飽きにくい。さっぱりとした魚貝の料理と合わせると、ついつい飲みすぎてしまうので注意が必要。

武田酒造

銘柄:媛一会、日本心
創業:明治37年(1904年)
住所:愛媛県西条市三芳1507番地
TEL:0898‐66-5002

 

『くるますし』 松山市/鮨

推薦人
「石鎚」/石鎚酒造 越智浩さん(専務取締役)

基本メニューはおまかせのみ。席数はカウンター8席のみで、予約は必須。営業時間は18:00〜と20:00〜の2部制になっている。昔から松山では有名な鮨屋で、他県から訪れるお客さんも珍しくない。「『くるますし』の親方は、日本酒とワインにすごくこだわっているんです。その時一番美味しい愛媛のお魚を、うまいお酒と一緒にいただけますよ。何種類かうちの日本酒も昔から置いてもらっていますが、特におすすめなのが『石鎚 純米吟醸』で緑ラベルのもの。食中純米吟醸で、穏やかながら凛とした気品漂うので『くるますし』さんとのお鮨ととても相性がいいです」

くるますし

くるますし
住所:愛媛県松山市一番町1-6-9
TEL:089-932-3689
https://www.kurumasushi.com

 

石鎚酒造
石鎚酒造が目指すのは、「食中に活きる酒造り」だ。純米酒・純米吟醸酒を中心に、3杯目から美味しくなるお酒であることを軸としている。蔵を構えている西条市はという場所は、古くから名水の町として呼び声が高く、環境庁が主催する「全国おいしい水の鑑評会」では2年連続の日本一に輝いた実績を持つ。酒造りに使用されるのは、蔵の井戸から湧き出る超軟水。この仕込み水が、「石鎚」の澄んだ香りとすっきりとした口当たり、柔らかな甘さの源だ。創業から蔵元家族が手造りの酒を念頭において、大型の仕込みではなく、手作業であるがゆえに成せる丁寧で深みのある味わいを表現し続けている。

石鎚酒造

銘柄:石鎚
創業:大正9年(1920年)
住所:愛媛県西条市氷見丙402-3
TEL: 0897-57-8000
https://www.ishizuchi.co.jp

 

中田さんが開発している日本酒アプリ「Sakenomy」では、さらなる情報を公開! さらなるレストランに加え、宿やお取り寄せ情報も掲載しているので、島根を旅するときのお供に!!

TEXT=片瀬葵、星佑貴

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