世界屈指の美食都市・東京では今、才能ある若きシェフによりクリエイティヴィティ溢れる個性的なチャイニーズが深化中だ。素材も技法も今までになく新しい! この勢いと潮流はもう止まらない!!
火の通し加減が絶妙な至極の麻婆豆腐
秋元 自他ともに認める中華好きとしては、ぜひ紹介したいお店。
見城 ゲーテイストでは有名だからね、秋元の中華好きは。
小山 東京のダイニングシーンは今、中華が特に元気ですからね。
秋元 ここのオープンは2005年。ということは、先駆けだね。シェフの山下直城さんは名店『吉華』のご出身で、四川省成都でも修行した経験があるそう。

名店『吉華』と四川省成都で腕を磨いた、シェフの山下直城氏。2005年3月に独立し、同店をオープン。
小山 場所はどこですか?
秋元 白金高輪。消防署のそば。
小山 あの辺は住宅街ですよね。
秋元 近隣の人はもちろんだけど、品川駅からもタクシーでワンメーターくらいだから出張帰りにわざわざ来る人もいるらしいよ。
小山 へぇ〜そこまでして。
秋元 それが全然気取ってなくて、すごく大衆的なお店です。

店内奥に設けられた個室。 多人数でターンテーブルのある円卓を囲むのもいい。
見城 いいじゃない、大衆中華料理。この店は何が旨いの?
秋元 まず麻婆豆腐。
見城 好きだね〜麻婆豆腐。
秋元 豆腐が柔らかくて、なめらか。火の通し加減が難しいらしく、あまり火を入れすぎると水分が抜けて硬くなるんだそうです。味のバランスと火入れのタイミングには注力しているそう。オリジナリティを大切にしながら、ひとつひとつの工程が丁寧。それが味に出てる。
小山 秋元さんがそこまで言うんだから、本物ですね。
秋元 担々麺も美味しい。かん水が少ない特注のたまご麺を使っていて、角が立っているから食感が絶妙。他の店とは違う。
見城 それは食べてみたいな。
秋元 お薦めは水餃子。自家製甘辛の醤油タレで食べる本場の味わいです。店内はテーブル席がメインで、奥には12名まで入れる個室も。大人数で賑やかにシェアするのもいいんだよね。

麻婆豆腐 ¥1,600(1人前 ※写真は2人前)豆腐の火の通し加減が絶妙。ご飯が欲しくなる魅惑的な味。

紅油水餃 四川名物水餃子10個(写真は2人前)¥1,260。自家製醤油を使った四川風の甘辛タレで。

担々麺 四川屋台そば ¥1200。メニュー名の「担々」とは、中国語で「担ぐ」の意。屋台風のそばは辛味も豊か。かん水少なめの特注たまご麺は角が立っていて、食感も抜群。
Chinese Restaurant Naoki
TEL:03-5798-3225
住所:東京都港区高輪3-3-8 アブニール高輪1F
営業時間:12:00〜L.O.14:00/18:00〜L.O.22:00
休み:月曜
席:テーブル40席、個室1室(12名)