2024年10月17日、パテック フィリップはまったく新しいコレクションとなる「Cubitus」を発表。ドイツ・ミュンヘンで開催されたイベントには各国から時計ジャーナリストが招かれ、歴史的な一夜を祝福した。
「Cubitus」がお披露目された夜、ミュンヘンは熱狂に包まれた
世界中の時計愛好家が、固唾をのんで待ちわびた瞬間だった。
2024年10月17日夜、ドイツ・ミュンヘンの地に世界中からジャーナリストが集まるなか、パテック フィリップがまったく新しいコレクションとして披露したのが「Cubitus(キュビタス)」。
角に丸みを帯びたスクエア型ケースを備え、大胆さとエレガンスを融合させた革新的なこの「Cubitus」は、パテック フィリップ社長のティエリー・スターン氏が長年思い描いていた夢を叶えるものだ。
「長い間、コレクションにスクエア型の時計をラインナップしたいと思っていましたし、常に挑戦してきました。『何か新しい、最高なものを見つけなければならない』と自らにずっと言い聞かせてきたのです」
イベント当日は、素材や一部仕様の異なる「5821/1A」「5821/1AR」「5822P」の3モデルが披露された。
「これほど美しいタイムピースを生みだすには、時間がかかりました。薄型かつ新しいムーブメントを搭載した時計でなければなりませんでしたし、パテック フィリップのDNAをすべて備えた時計である必要があったからです」(スターン氏)
新時代の幕開けを飾る3つのタイムピース
Cubitus 5821/1A
正面に縦サテン仕上げを、ベベルカットされた側面にポリッシュ仕上げを施したベゼルや、中央リンクを備えたブレスレットなどによって生みだされるコントラストが、モダンでユニークなデザイン性を強調。直径45mm(10〜4時位置)で2体構造のスクエア型ケースは厚さ8.3mmとスリムで、手首にフィットする。美しいソレイユ装飾が施された、オリーブグリーンカラーの水平エンボス文字盤もエレガントだ。
Cubitus 5821/1AR
「Cubitus」の美意識を2トーンによって表現したのが「5821/1AR」。ローズゴールドによるベゼルとブレスレットの中央リンク、およびステンレススチールによるケース本体とブレスレットの両側リンクを組み合わせ、さらにポリッシュ仕上げと縦サテン仕上げを交互に施している。ムーブメントには、2019年発表のキャリバー26-330から派生した26-330 S Cが搭載され、秒単位での時刻合わせが可能なストップ・セコンド機能や巻き上げ機構に関連する革新的技術を備えている。
Cubitus 5822P
超薄型自動巻ムーブメント「キャリバー240」をベースに「240 PS CI J LU」を開発し、瞬時送り式大型日付表示、曜日表示、ムーンフェイズ表示を組み合わせた複雑機能を実現した。合計6件もの技術特許出願が行われており、時計としての革新性は群を抜いている。ケースはプラチナ製で、針とインデックスにはホワイトゴールドを採用。ベゼルの6時位置には、初のバゲットカット・ダイヤモンドもセッティングされている。
この「Cubitus」コレクションの発表に伴い、2025年初頭からさまざまな国や地域において世界的コミュニケーション・キャンペーンが実施される予定だという。燦然(さんぜん)と輝くパテック フィリップの未来を、「Cubitus」が力強く牽引していくに違いない。
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パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター TEL:03-3255-8109