2023年は、近年まれにみるラグジュアリーウォッチの当たり年。本特集ではその中でも特に、“美しい時計”を厳選。今回は、オーデマ ピゲを紹介する。【特集 美しい時計】
加工技術から生まれた確かな審美性
時計の美しさはあらゆるところに現れる。オーデマ ピゲは、特にその立体構造に美しさが際立っている。
1972年に誕生した傑作「ロイヤル オーク」は、薄型ケースでありながら、立体感を引きだすために斜面にポリッシュ仕上げを施し、その面を強調させるために平面にはヘアラインを施した。このメリハリのある輝きが、細部に高級感をもたらすのだ。
オーデマ ピゲでは、「ロイヤル オーク」で培ったケースやブレスレットの加工技術をさまざまに応用する。「ロイヤル オーク コンセプト」であれば斜面を効かせたケースに、「CODE11.59 バイ オーデマ ピゲ」ならミドルケースや中空式のラグなどに、伝統的な立体構造の美を見ることができるだろう。
ロイヤル オーク コンセプト スプリットセコンド クロノグラフ GMT ラージデイト
ケースや機構など、徹底的にシンメトリーにこだわった高性能クロノグラフ。638個のパーツを使ったコンプリケーションながら、ローターをセミペリフェラル式にすることで、ムーブメント厚を8.9㎜に収める。
▶︎ Dial
左右対称にスケルトン設計されたムーブメントはCal.4407。スプリットセコンドクロノグラフやラージデイトなどを搭載する。
▶︎ Case
ケース素材は加工が難しいチタン。時間をかけて丁寧に仕上げることで、シャープな平面を作りだす。
▶︎ Strap
CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ
コレクションでは初となるステンレススチールモデル。とても硬い素材なので切削(せっさく)や仕上げ、ミドルケースを挟みこむ構造の実現は困難を極めた。
ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ
ケースやベゼルはブラックセラミック。その深い色合いに、イエローゴールドのパーツが色気あるアクセントを加えている。すべてがパワフルな時計だ。
問い合わせ
オーデマ ピゲ ジャパン TEL:03-6830-0000