2022 PRESTIGE WATCH FAIRが、松坂屋名古屋店 南館8階 マツザカヤホール/北館5階 時計サロンにて2022年11月17日(木)~11月22日(火)に開催される。多忙な日常のなかで、時間に追いかけられるように過ごしている人は多いだろう。しかし袖口から、美しい時計が見えれば心は晴れる。インスピレーションを掻き立て、気分を上げる時計は混迷の時代を生き抜くためのツールとなる。今回はそんな腕時計を6本ご紹介。
ジャガー・ルクルト/高度な機構ながら使い勝手にも優れる
永久カレンダーは閏年の有無まで把握して動く高度な機構で、三大ハイコンプリケーションのひとつ。この繊細な機構を、1968年製モデルをルーツに持つスポーツウォッチに搭載した。知的さと溌剌さを併せ持っており、深海を思わせるブルーラッカーのグラデーションダイヤルも美しい。肌当たりの柔らかなブルーラバーのストラップも付属するが、道具不要で簡単に交換できるので、スーツだけでなくカジュアルにも合わせて使いたい。
A. ランゲ&ゾーネ/シンプルかつ上質なドイツウォッチ
ドイツ屈指の名門時計ブランドで、ドレスデン近郊のグラスヒュッテという街に時計産業を興したF.A.ランゲが創業者。冷戦時は国営企業化されるという苦難もあったが、1990年にブランドが復興。今でも徹底的な手仕事をモットーとしている。本モデルは左右に並んだインダイヤルが特徴。右側がスモールセコンドで、左側がパワーリザーブ表示。ケースバックからは自社ムーブメントのCal.L051.2を鑑賞可能だ。その仕上げも非常に美しい。
オメガ/美しい素材で物語を紡ぐ永遠のマスターピース
月面で時を刻んだ初めての機械式時計である「スピードマスター」。その偉業からムーンウォッチの異名を持つが、本モデルは素材でも月を表現する。オメガの独自素材であるムーンシャインゴールドは、イエローゴールドよりも輝きが柔らかいという特色があり、はかなげな月の輝きを思わせる。ここに深みのあるグリーンダイヤルを組み合わせ、個性的なモデルに仕上げた。高耐磁&高精度のマスター クロノメーター認定ムーブメントを搭載する。
IWC/歴史を正しく継承するエレガントなクロノグラフ
1930年代にポルトガル商人からのオーダーで生まれた時計がルーツになっているため「ポルトギーゼ」と命名された。高い精度を追求し懐中時計のムーブメントを採用、それを収めるためにケースは大型になった。現在のモデルも当時のスタイルを継承しており、クロノグラフでありながらベゼルは細く、ダイヤルも端正でエレガント。自社製ムーブメントCal.69355を搭載し、ケースの厚みは13mm。スーツスタイルが似合う時計になっている。
ロジェ・デュブイ/卓越した技術を武器に創造性を極める
ブランドのアイコンである星形のスケルトンムーブメントと10時位置のマイクロローターが特徴。前面にあしらわれた星は立体的な構造になっており、職人の手仕事がなければつくることは不可能。ジュネーブ州の伝統的な時計技術を用いていることを証明するジュネーブ・シールも取得するなど、時計としては正統派だがベゼルにはダイヤモンドをセッティングして華やかに遊んでいる。まさに常識にとらわれないアバンギャルドな時計だ。
パネライ/海を愛するブランドの特別素材のダイバーズ
モデル名の「クアランタクアトロ」とはイタリア語で44の意味。このモデルのケース径のことで、既存の47mmモデルと42mmモデルの間に位置する。300m防水の本格派ダイバーズウォッチだが、ケース素材にはカーボンファイバーシートを積層した合成素材のカーボテックTMを使用しており、軽くて頑強でタフな時計に仕上がった。ケースやベゼルの形に切削する際にしま模様が現れるが、この模様には個体差があるため1点モノの楽しさがある。
2022 PRESTIGE WATCH FAIR
会場:松坂屋名古屋店北館5階 GENTA the Watch
期間:2022年11月17日(木)~11月22日(火)
営業時間:10:00〜19:00