腕時計というものは知的好奇心を掻き立てる装身具である。だからこそ、確固たる流儀をもって選びたい。時計に精通するプロフェッショナルが、一目置かれる時計選びを指南する。Vol.1はこちら。【シン・男の流儀】
AUDEMARS PIGUET/オーデマ ピゲ
節目の年こそ原点モデルを
今年50周年を迎え、ローターなどが進化した「ロイヤル オーク」。サイズ感を意識するなら、新しい37mmサイズに注目。このモデルは「ナイトブルー、クラウド50」と呼ばれるカラーが美しく、細部の丁寧な磨きでケースが輝く。ただ、手作業での製造のため生産本数が限られており、入手は困難。
PARMIGIANI FLEURIER/パルミジャーニ・フルリエ
知性を秘めたシンプル&スポーティ
実力派ブランドのラグジュアリースポーツウォッチ。自動巻き式ながら、プレートに小型ローターを埋めこむことでムーブメントは極薄となり、ケース厚は7.8mmしかない。秒針がないのでスッキリとしたデザインとなり、ダイヤルのバーリーコーンギヨシェの美しい仕上げもよく見える。
BVLGARI/ブルガリ
薄型技術を極めた世界最薄ウォッチ
複雑機構の永久カレンダーを搭載しながら、ムーブメントの厚みは2.75mmしかなく、ケースの厚みも5.8mmという”世界最薄”の自動巻き式永久カレンダーウォッチ。表示のバランスもよく、視認性も犠牲にしていない。これだけ薄いのに、ケースやブレスレットの立体感も美しい。