2022年も高級ウォッチブランドから続々と届く新作情報。その中から、新鮮な驚きや価格以上の満足感が味わえる“活きのいい”モデルを厳選! 連載第97回は、新生キングセイコーを取り上げる。
復刻以上の可能性を魅せた話題のブレスレットウォッチ
グランドセイコーに比肩する“高精度の国産高級時計”として1961年に立ち上げられたキングセイコーが、60年以上の時を超えて、2022年2月18日(金)に待望の復活を遂げる。
ブランドの再開にあたって、数あるアーカイブの中から選ばれたのが、代表作と呼び声の高い1965年に発売された「KSK」と呼ばれるモデルだ。エッジの立ったケースやボックス型の風防などのスタイリングは、キングセイコーのオリジナリティを確立させたデザインとして評価されている。このほかにも、初代モデルにはなかった防水性能、秒針停止機能などの実用性も人気を博した理由に挙がる。
![キングセイコー「KSK」](https://goetheweb.jp/wp-content/uploads/2022/02/Original_KSK.jpg)
キングセイコー「KSK」
「KSK」の特徴であるコンパクトなサイズ感を再現しつつ、現代的な解釈を加えて今回復活したレギュラーモデルは細部までこだわり抜いた造形によって、競合ひしめく市場において独自のスタイルを打ち出している。
現代ならではの技術が光る、美しい仕上げによる多面カットケース、内面無反射コーディングによるサファイアガラス製の風防は、オリジナルの「KSK」にはなかった輝きを放つ。カレンダー表示を省いた時刻を読むシンプルな機能に特化したキャリバー「6R31」は約70時間のパワーリザーブを有する。
![](https://goetheweb.jp/wp-content/uploads/2022/02/SDKS001_a.jpg)
現代的にブラッシュアップされた新生キングセイコーの端正なルックス。
![文字盤](https://goetheweb.jp/wp-content/uploads/2022/02/SDKS001_index.jpg)
より立体的に仕上げたシンプルな文字盤。
一方、キングセイコーの伝統をそのまま受け継いだディテールとして挙がるのは、立体的なインデックスや長太い針、リュウズや裏蓋に刻まれた「盾」のマークなどだ。当時のアイコニックなシルエットを継承しつつも、モダンに刷新された。
![盾](https://goetheweb.jp/wp-content/uploads/2022/02/SDKS001_b.jpg)
ブランドのアイコンである「盾」マークが刻印。
このシリーズに格別の魅力を与えている要因は、1960年代のキングセイコーにオマージュを捧げ、新たに開発した多列ブレスレットにある。
![ブレスレット](https://goetheweb.jp/wp-content/uploads/2022/02/SDKS001_bracelet.jpg)
ケースと同様、鏡面とヘアライン仕上げで構成されたブレスレット。
初回のコレクションは、全5種類のダイヤルカラーに加え、キングセイコー用の5種類のストラップが同時発売される。
![SDKS001](https://goetheweb.jp/wp-content/uploads/2022/02/SDKS001-1.jpg)
SDKS001
自動巻き、SSケース、径37mm。¥198,000
![SDKS003](https://goetheweb.jp/wp-content/uploads/2022/02/SDKS003.jpg)
SDKS003
自動巻き、SSケース、径37mm。¥198,000
![SDKS005](https://goetheweb.jp/wp-content/uploads/2022/02/SDKS005.jpg)
SDKS005
自動巻き、SSケース、径37mm。¥198,000
![SDKS007](https://goetheweb.jp/wp-content/uploads/2022/02/SDKS007.jpg)
SDKS007
自動巻き、SSケース、径37mm。¥198,000
![SDKS009](https://goetheweb.jp/wp-content/uploads/2022/02/SDKS009.jpg)
SDKS009
自動巻き、SSケース、径37mm。¥198,000
このように薀蓄満載の新生キングセイコーだが、実機を手に取ると、ファッションアイテムとしての完成度に驚かされる。注目の最新ブレスレットウォッチの1本として覚えておいて損はないはずだ。
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