新型コロナウイルスにより、新作発表会が中止や延期を余儀なくされたウォッチシーン。一体新作はどうなるのか!? しかし心配ご無用。主要ブランドからは、新作情報が続々と届いている。そんな中から、新鮮な驚きや価格以上の満足感が味わえる“活きのいい”モデルを厳選! 連載第45回は、ウブロの話題作「クラシック・フュージョン タカシムラカミ オールブラック」を紹介する。
村上隆のアートとウブロの世界観が融合した限定モデル
去る2021年1月25~29日の期間にかけて開催された「LVMH ウォッチ ウィーク 2021」。そこで発表されたウブロの新作の中でも一際異彩を放つ1本に世界中が震撼した。
ウブロが日本人アーティストと初めてコラボレーションした「クラシック・フュージョン タカシムラカミ オールブラック」は、コンテンポラリーアートの世界で村上隆が始めた芸術運動「スーパーフラット」を代表するモチーフ"お花"を、これまでにない方法で表現することを試みた革新的なタイムピースである。
近年、時計界のトレンドとして完全に定着した「オールブラック」はウブロが得意とする手法のひとつであり、「クラシック・フュージョン タカシムラカミ オールブラック」のウォッチメイキングを語る上で欠かせないアプローチだ。
この時計の主役である“お花”は、総数563個にも及ぶブリリアントカットのブラックダイヤモンドとともに立体的に形成。さらには、ウブロのエンジニアが開発したボールベアリングシステムにより、"お花"が回転するという前代未聞の機械仕掛けを導入している。
稀代のアーティストとして羨望を集める村上隆との邂逅は、ウブロが思い描く高級時計の未来図を映すものであると同時に、まるでアート作品のように非常にコレクタブルなアイテムとして市場を賑わしていくことは言うまでもない。
問い合わせ
LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ウブロ TEL:03-5635-7055