新型コロナウイルスにより、新作発表会が中止や延期を余儀なくされたウォッチシーン。一体新作はどうなるのか!? しかし心配ご無用。主要ブランドからは、新作情報が続々と届いている。そんな中から、新鮮な驚きや価格以上の満足感が味わえる“活きのいい”モデルを厳選! 連載第40回は、ショパール「アルパイン イーグル」のクロノグラフを紹介する。
コロナ禍の最中、高級時計の世界で顕在化したのが、ラグジュアリースポーツウォッチの圧倒的な人気であり、セールスも大変好調だと聞く。
ショパールが2019年に発表したスポーツウォッチ「アルパイン イーグル」もこのジャンルを牽引するモデルのひとつとして脚光を浴びている。
約40年ぶりに登場したショパールのスポーツウォッチ
「アルパイン イーグル」にはルーツとなるコレクションがある。1980年、現ショパールの共同社長カール-フリードリッヒ・ショイフレが22歳の時に手掛けた「サンモリッツ」は、ショパール初のスポーツウォッチであり、それと同時に、メゾン史上初のステンレススチール製モデルであった。
ジュエラーとしての顔を持つショパールらしいブレスレット一体型のエレガントなスポーツウォッチは、不動のベストセラーとなり、その名を轟かせた。
それから40年近く経った2019年、「サンモリッツ」に現代的な解釈を加え、「アルパイン イーグル」は産声を上げた。
モデル名からも分かるように、「アルパイン イーグル」は、アルプスの豊かな自然とそこに生息する鷲からインスピレーションを得て、独特の仕上げを施した文字盤をはじめ、卓越した技術を用いてディテールに落とし込んでいる。
このモデルのために4年の歳月をかけて開発された独自の素材、ルーセント スチール A223も注目に値するポイントだ。
ケースサイズは、ラージ(41mm)とスモール(36mm)の2種類が用意され、男女ともに楽しめる。
シリーズ初のクロノグラフが満を持して登場!
2020年の新作であり、シリーズ初のクロノグラフとして登場した「アルパイン イーグル XL クロノ」は、前作に勝るとも劣らないポテンシャルを秘めている。
「アルパイン イーグル」が掲げるデザインコンセプトをそのまま踏襲しつつ、新たに開発した大型の44mm径ケース、フライバック機能を持ち、3つの特許を取得する自動巻きムーブメントChopard 03.05-Cを搭載するなど、クロノグラフとしての存在感を高めるためにありとあらゆる面で工夫を凝らしている。
ルーセント スチール A223、18Kエシカルローズゴールドなどの独自の素材を用いたケース&ブレスレットは独特の存在感がある。
高級時計とジュエリーの製造を極めたショパール発のクロノグラフ。ラグジュアリースポーツウォッチの新たな担い手の活躍に期待したい。
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ショパール ジャパン プレス TEL:03-5524-8922
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