グループ16人の個性を引きだして、一年にわたり書籍化する大型プロジェクト「GL-16~THE RAMPAGE BOOKS~」。連載10回目は、卓越した歌唱力とラップで観客を虜にするボーカルの川村壱馬。嘘偽りのない正直な気持ちをぶつけたエッセイに綴った彼の生きざまに迫る。

1997年大阪府生まれ。2017年、THE RAMPAGEのボーカルとして1stシングル「Lightning」でメジャーデビュー。2025年1月にはアーティスト名「零(レイ)」としてソロデビュー。俳優としては、2018年に「PRINCE OF LEGEND」シリーズでデビュー。その後、「HiGH&LOW THE WORST」のドラマと映画で、中心となる花岡楓士雄役を務めたほか、続々と話題作に出演。活動の幅をさらに広げている。
5年ぶりのフォトエッセイに込めた約束と想い
THE RAMPAGEのボーカルを務める川村壱馬の約5年ぶりとなる2冊目のフォトエッセイ『PROMISE』が発売された。
2025年1月にはアーティスト名「零(レイ)」としてソロデビューも果たした川村の魅力は、各曲に合わせた世界観を表現する幅広い歌唱力と美しい歌声、そして硬質な低音ボイスのラップにある。音楽以外にも、俳優として映画やドラマなど多方面で活躍中だ。精悍な顔立ちと誠実な人柄が多くの人々の心を摑んでいる。
本書のエッセイページは、インタビューの書き起こしではなく、川村自身が執筆。原稿用紙57枚に万年筆で綴られた原稿には、自分との約束、ファンへのメッセージ、メンバーへの思い、そして未来の自分に向けた心の内が赤裸々に記されている。「俺はすべての言葉や言動に愛を伴っていたい」「他人が自分の人生を幸せに生きてくれるわけではない」など、胸を打つ言葉が印象的だ。
撮影はイギリスで行われた。好きなアニメの影響で以前から訪れてみたかったというグラストンベリーでの写真をはじめ、ロンドンの街や公園を散歩する時間、ホテルでリラックスした表情や妖艶な姿などを収録。それぞれのシーンでまったく異なる川村壱馬の「個」の魅力が溢れ出ている。

“できない約束はしないことだ。他人とも、自分とも”
“俺は常に本気で生きている。無理をしているのではない”
“俺にとって大切だったのは、諦めないことだった”
“手の届くところからで良い。着実に、変えていきたい”