PERSON

2025.02.05

「極端な食生活はNG」野田クリスタルの“緩やかなタンパク質生活”とは

アスリート、経営者、タレント……、第一線で活躍し続ける人はコンディショニングを重要視する。ゆえにトレーニングに加え、栄養にも気を配る。なかでも大切にしているのがタンパク質だ。今回は、お笑い芸人の野田クリスタル氏に話を聞いた。【特集 タンパク質】

野田クリスタルさん
野田クリスタル/Crystal Noda
お笑い芸人。1986年神奈川県生まれ。2007年結成のお笑いコンビ、マヂカルラブリーのボケ担当。コンビでM-1グランプリ王者に輝き、ピンでもR-1ぐらんぷりで優勝。独自でゲームプログラミングを習得し、ゲーム開発なども行っている。

緩やかな継続で強い身体に

2020年のR-1ぐらんぷりとM-1グランプリで二冠を達成。テレビやラジオはもちろん、ゲーム開発や自身の名を冠した「クリスタルジム」でのトレーナー業など、幅広い活躍を見せるマヂカルラブリーの野田クリスタルさん。その身体の強さの秘訣は、日々摂取するタンパク質にある。

「タンパク質は、過不足なく摂るというのがとても大切です。摂りすぎても、摂らなすぎてもダメ。健康を維持するには、糖質や脂質も含めた栄養素のバランスが重要なので」

腕立て伏せをする野田クリスタルさん

過去の失敗を教訓に食生活を改善

「例えばダイエット中の人に『低脂質のササミだけを食べていれば大丈夫?』みたいに聞かれることも多いんですが、ボディビルダーならともかく一般の人がそこまでする必要はまったくありません。僕も筋トレを始めた約10年前は知識がなかったので、ササミと鶏ムネばっかり食べてました。でも、やっぱりそれには無理があるし、長続きしない。

今はコンビニでも、豚しゃぶサラダや鶏肉のトマト煮など、美味しくてタンパク質が豊富に含まれている食品もたくさん売っています。日常的に十分な量のタンパク質を摂りつつ、食べたいものも我慢しない。僕はそんな、“緩やかなタンパク質生活”を送っています」

普段は肉や魚からタンパク質を摂りつつ、身体を絞る時期にはプロテインを活用して脂質を極力セーブしながら、タンパク質をより効率的に摂取。そうした生活を続けた結果、めったに体調を崩さず、見た目にも筋骨隆々でたくましい身体を手に入れたのだ。

「一汁三菜の定食みたいな健康的な食事をして正しい筋トレをすれば誰でも筋肉はつく。それが僕の持論です。まあ、マッチョになりたいかはさておいて、普段の生活から意識的にプロテインを飲んでタンパク質を摂取しておくだけでも、身体は確実に変化していくと思います」

吉本興業所属の芸人・タレントがトレーナーを務める「クリスタルジム」のジム長は野田さん。“世界一行くのが楽しいジム”と銘打ち、パーソナルトレーニングからスタジオレッスンまで充実。©クリスタルジム

【特集 タンパク質】

この記事はGOETHE 2025年3月号「特集:なぜ、今ビジネスリーダーにタンパク質が必要なのか。」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら

TEXT=堀田奈那

PHOTOGRAPH=豊田亮

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