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2020.04.11

【柴田陽子×見城徹】『勝者の思考回路』で「一番伝えたいこと」とは?

営業を一切していないのに数年先まで仕事の依頼が詰まっているという「柴田陽子事務所」、通称「シバジム」。その代表であり、ブランドプロデューサーの柴田陽子さんは、「今の成功は、思考回路のおかげ」と語る。そして、「この思考回路を身につければ、どんな人も今よりもっと仕事ができるようになり、成功に近づくはず。頑張っているのにイマイチうまくいかなくて、それを会社や他人のせいにしている人や、社員をもっと成長させたいと考えている経営者の方に手にとってほしい。自己啓発セミナーに参加するより、ずっとおトクだと思いますよ(笑)」と。その真意とは――。

柴田陽子×見城徹

伝えたいことは何?

今年2月に刊行された柴田氏の最新刊、『勝者の思考回路』。執筆のきっかけとなったのは、2018年9月放映の『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK)に登場した柴田さんの仕事への取り組み方に感銘を受けた、幻冬舎代表取締役・見城徹からのオファーだった。

「見城さんにまず聞かれたのは、『柴田さんが、読者に一番伝えたいことは何?』。それまでも本は出していましたが、どれも編集者の方から、『こういう人を対象に、こんなテーマで書いてほしい』と依頼されたもの。クライアントのリクエストに応えるような形で、私自身が、『このことを書きたい』と思ったわけではありませんでした。けれど、見城さんには、『柴田さんに伝えたいことがないなら、この話はなしに』とまで言われて……。

そこで、これまでの自分を見つめ直して思ったのが、『私にとって、働くことは生きること。仕事は自分を成長させてくれるものであり、自分が納得いく働き方ができれば、人生はよりよくなるはずだ』ということ。そして、『女性はもっと自立すべきだし、男性には、自立している女性をもっと受入れてほしい。子どもたちにも、それを目指して欲しい』という願いでした」

出口に設定しているのは成功のみ

テーマが決まった後、編集者と打合せを重ねる中で指摘されたのが、「柴田さんは、思考回路に特徴がある」ということ。

「確かに、これまで多くの難題をクリアしてきましたが、それは私に特別な能力があったわけではなく、思考回路のおかげ。私の思考回路には、失敗や諦めるという出口はなく、必ず成功を想定しています。成功に行き着くまでの流れを、頭の中でビジュアル化しているというか……。途中で間違いがあれば回路を組み立て直し、修正しながら、成功の出口に向かっていくという感じですね。

私はよく、『クライアントに、そんな厳しいことを言ったり、ダメ出ししたりできるのは、柴田さんくらい』と指摘されるんですよ。それが、真骨頂とさえ言われるくらい(笑)。それでも、皆さんが仕事を依頼してくださるのは、私が、クライアントが望む最高の“成功”をゴールに設定し、そのために徹底的に考え、提案するからだと思っています」

ネガティブな性格でも、勝者の思考回路になれる

成功率100%を導く方法とは?

時には、その思考回路にスムーズに乗れないこともある。

「昔は、他の人と比較して落ち込んだり、ネガティブな噂話を耳にして悩んだりして、前に進めないこともありました。そんな時は、『この思考回路は、どうなんだろう?』と、自分に問いかけてみるんです。すると、『こんなことに心を煩わされている自分は好きじゃない』となって、『だったら、悩むのはやめよう』と、思えるようになる。それを繰り返すうちに、他人の噂話や比較、悪口などに反応することすら、しなくなってきました。今はもう、ネガティブな悩みに時間を費やすことはほとんどありません」

もちろん、今でも迷走することがないわけではない。けれど、出口として設定しているのは、成功をはじめ“前向きなもの”。

「だから、そこにたどり着くまでに、あれこれ迷ったり、試行錯誤したりすることも、自分の成長にプラスになる。そう考えているので、堂々と迷走しています(笑)

こんな話を聞くと、柴田さんは生粋のポジティブシンキングなのかと思いきや、「小さい頃から、『何か起きたらどうしよう』とか、『うまくいないかも』と、最初の反応というか、抱く感想はまちがいなくネガティブ(苦笑)」と。

「心配性という性質なのですから、それを変えるのは難しいと思います。けれど、思考回路=考え方ではありません。感情とは離れたところで、客観的に構築し、整えることができるもの。だから、どんな人でも訓練によって身につけられるのです」

Yoko Shibata
1972年、神奈川県生まれ。大学卒業後、外食企業での新規業態開発担当や化粧品会社でのやサロン業態開発などを経て、2004年「柴田陽子事務所」を設立。ブランドプロデューサーとして、コーポレートブランディング・店舗プロデュース・商品開発など、さまざまなコンサルティング業務を請け負う。携わった仕事に、2015年ミラノ国際博覧会における日本館レストラン、パレスホテル東京の7料飲施設、ローソン「Uchi Café SWEETS」、東急プラザ渋谷などがある。自身で立ち上げたアパレルブランド「BORDERS at BALCONY」のディレクターも務める。

『勝者の思考回路』

勝者の思考回路 成功率100%のブランド・プロデューサーの秘密 
柴田陽子 著
¥1,650 幻冬舎

TEXT=村上早苗

PHOTOGRAPH=江藤義典

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