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2023.03.04

西野亮廣の自宅「見上げる家」とは? プペルを体現した家をレンタルする方法

絵本『えんとつ町のプペル』が話題となり、映画化まで果たした西野亮廣さんは、その映画の世界を体現したと言われる自宅を兵庫県につくり、話題になっている。2022年に完成した「見上げる家」と呼ばれるその自宅は、つくりこまれた世界観や、1つ1つこだわって設計された部屋が楽しめ、西野さん自身が使用するほか、レンタルスタジオとして予約することも可能だ。今回は、そんな西野亮廣さんの自宅について紹介しよう。自宅の住所がどこなのか、レンタルする方法なども解説しているので、ぜひチェックしてほしい。

西野亮廣の見上げる家

西野亮廣の兵庫県川西市の自宅「見上げる家」とは?

西野亮廣さんは兵庫県に「見上げる家」と呼ばれる新居を建てた。「見上げる家」のネーミングは、西野さんの言葉「高いところに書棚があれば、自然と見上げるでしょ。うつむいていると人は笑顔にならないけど、上を向くと口角も上がって笑顔になるから」から来ているという。下を向いて暗い顔をするのではなく、上を向いて明るい気持ちになりたいという想いから建てられた家だ。

3階まで吹き抜けになった壁は、全て本棚になっている。たくさんの本がちりばめられた壁は、見ているだけでも楽しいだろう。本人もその光景に思わず「楽しい〜!」と口にしている。1階部分にある椅子に座って上を見ると、壁一面に散りばめられた本が眺められる設計になっている。

壁が本棚になっているのは、絵本作家としても活躍する西野さんらしいデザインとも言える。「見上げる家」は自宅としてだけでなく、仕事場としても使う家なのだ。だからこそ、落ち着いた雰囲気でくつろげる家を目指してデザインしたのだろう。自分が家にいないときは貸し出すなどして、家自体に働いてもらうというのも、西野さんの狙いだったと話している。

自宅の住所は「兵庫県川西市滝山町10ー5」

西野亮廣さんが自宅を建てたのは、兵庫県川西市の住宅街。住所は「兵庫県川西市滝山町10ー5」で、包み隠さず自宅の場所を公開している。この場所は西野さんの地元としても知られており、地元を元気にしたいという想いから自宅を建てたそうだ。最初は、この場所にプペル美術館を建てようとしていたとも語っている。

しかし、美術館を建てて他県から人を呼ぶことが必ずしも地元を元気づけることに繋がらないと思い、自宅の建設へとシフトしたそうだ。人が集まると騒音などのリスクも伴うため、いろいろと考えた上で自宅を建設。つまり、「見上げる家」は地元を大切にする西野さんの想いが詰まった家なのだ。

兵庫県川西市は大阪の中心部へのアクセスもよく、温暖な気候で人気のある場所。イチジクなどのフルーツも有名で、移住先として検討している人も多い。そんな川西市をなんとかして持ち上げよう、地元を元気づけようと思った結果、できあがったのが「見上げる家」だったのだ。

設計をしたのは一級建築士事務所「艸の枕」の只石快歩さんで、西野さんのイベントや舞台の空間演出を手がけている人物。信頼のおける人物だからこそ、自分の希望や気持ちを伝えながら設計できたのだろう。遊び心のある自宅は、あえて機能性のないデザインにしている。機能性による価値よりも、アートとしての価値を見出せる家に仕上げているのだ。

えんとつ町のプペルを体現した西野亮廣の家

西野亮廣さんが兵庫県に建てた「見上げる家」は、彼の代表作とも言える『えんとつ町のプペル』の世界を表現している。門柱にはロンドンにあった古い煙突を使用しており、外観からもその美しさがうかがえるだろう。住宅街の一角に建つその家は、さまざまな形を組み合わせてつくられている。

外観は白や茶色を基調としており、独創的な見た目でありながら周りとも上手く調和している。玄関は階段を上がった2階にあり、家に入る瞬間からワクワクとさせてくれる。1階から3階に続く螺旋階段は、まさにプペルの世界観そのものだと言えるだろう。

『えんとつ町のプペル』は絵本にはじまり、映画化や舞台化もされている。さらには、歌舞伎での表現にもチャレンジするなど、多様な広がりを見せている作品だ。少年ルビッチとゴミ人間のプペルが飛び出してきそうな空間を楽しめる「見上げる家」は、ファンにはたまらない場所と言えるだろう。

レンタルスタジオを予約する方法と料金

西野亮廣さんが建てた「見上げる家」は、オンラインサロン会員への貸し出しやレンタルスタジオとしての利用も可能。これは自分が外での仕事などで家にいないとき、ほかの人に使ってもらうための施策なのだ。レンタルはECサイト「BASE」の専用ページから行える。利用料金は、2023年2月現在1日あたり52,000円となっており、西野さんの家に行けると考えるとリーズナブルな価格設定だろう。

予約をする際は専用ページから日にちを選び、決済をするだけでOKだ。利用時間は11時~21時と決められており、最大利用人数は20人までと制限が設けられている。また、予約後のキャンセルや日時変更はできないため、規約などをよく確認した上で申し込みをするようにしよう。数ヵ月先の予約も可能なので、日程が決まっているなら早めの申し込みがおすすめだ。

■レンタルスペース『キンコン西野の家』(※西野亮廣の自宅)

西野亮廣/Akihiro Nishino
1980年兵庫県生まれ。芸人・絵本作家。1999年「キングコング」結成。著書に、絵本『Dr.インクの星空キネマ』『えんとつ町のプペル』、小説『グッド・コマーシャル』、ビジネス書『革命のファンファーレ-現代のお金と広告』などがあり、全作ベストセラーに。

TEXT=ゲーテ編集部

PHOTOGRAPH=鞍留清隆

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