海外旅行が制限されている今、日本のよさを見直す旅への注目が高まりつつある。ひっそりとプライベート感に溢れ唯一無二の体験ができる滞在のスタイル。自分の時間を取り戻せる空間でゆったりと過ごす、そんなホテル&宿を紹介する。今回は、贅沢な島旅を堪能できるホテル&宿編。 ※GOETHE2021年10月号掲載記事を再編
1島1旅館の貸し切りでそのお値段100万円也! いまだかつてない島旅へ
対岸から専用の送迎船で約5分。旅館へと続く島の桟橋に降り立った瞬間、その島のすべてが自分だけのものになる。そんな夢のような滞在ができるのが和歌山・勝浦湾に浮かぶ小島そのものが敷地という熊野別邸 中の島だ。
すべての部屋から紺碧の海と奇岩の多い勇壮な島々を眺めることができるこの宿が、今年4月からスタートしたのが、1島1旅館をまるごと貸し切り、温泉を含む島内のすべての施設とスタッフを独占できるという特別プランだ。
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熊野別邸 中の島
住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町勝浦1179-9
TEL:0735-52-1111
客室数:44室
料金:1島1旅館貸し切りプラン¥1,000,000~(2名1室、税サ込 ※1名追加毎にプラス10万円)
ディープな島旅へ。沖縄・古宇利島に誕生したリゾートホテル
沖縄県北部、今帰仁村(なきじんそん)に属する島・古宇利島(こうりじま)。外周はおよそ8㎞。エメラルドグリーンの美しい海に浮かぶ小さな島だ。昔ながらの古民家や風になびくサトウキビ畑が広がり、沖縄の原風景が今も色濃く残っているこの古宇利島の頂上に、1軒のリゾートホテルが佇んでいる。それが、今年7月にグランドオープンした、One Suite THE GRANDだ。
One Suiteブランドで3軒目となるこのホテルは、全室テラスつきのオーシャンビュー仕様となっており、大自然に囲まれた古宇利島の魅力を丘の上から存分に堪能できる。
フロントにはアジア各国からインポートした彫刻や絵画が飾られており、ゲストをお出迎え。ロビースペースに腰を下ろすと、洗練されたアジアンリゾートの空間に、旅の疲れが癒やされていく。
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One Suite THE GRAND
住所:沖縄県国頭郡今帰仁村古宇利2451
TEL:0980-51-5770
客室数:22室
料金:¥79,200~(2名1室、朝食つき、税サ込)
アマン創始者が立ち上げた新旅館が瀬戸内海に誕生
ラグジュアリーホテルの概念をがらりと変えたアマンリゾーツの創始者、エイドリアン・ゼッカ氏。かねてより日本の旅館に魅せられていたというゼッカ氏が、志を分かち合うふたりの日本人、早瀬文智氏、岡雄大氏とともに、新たな旅館ブランドAzumiを立ち上げた。その第1号が、2021年3月、瀬戸内海に浮かぶ生口島(いくちじま)・瀬戸田にオープンしたAzumi Setodaだ。
ゼッカ氏が目指すのは、「土地に根差す文化やその地に暮らす人々とのつながりを享受できる宿」。長い経験のなかで、「真の豊かさ」を模索し、行き着いた答えがそれだった。
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Azumi Setoda
住所:広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田269
TEL:0845-23-7911
客室:22室
料金:¥65,000~(1室あたり、朝食つき、銭湯入浴、税サ別)