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TRAVEL

2021.09.18

アマン創始者が立ち上げた新旅館「Azumi Setoda」が瀬戸内海に誕生

ホテル海外旅行が制限されている今、日本のよさを見直す旅への注目が高まりつつある。ひっそりとプライベート感に溢れ唯一無二の体験ができる滞在のスタイル。自分の時間を取り戻せる空間でゆったりと過ごす、そんなホテル&宿を紹介。

Azumi Setoda

ダイニングルームの個室は、庭園を見渡す特等席となっている。

“真の豊かさ”を提供する宿「Azumi Setoda」

ラグジュアリーホテルの概念をがらりと変えたアマンリゾーツの創始者、エイドリアン・ゼッカ氏。かねてより日本の旅館に魅せられていたというゼッカ氏が、志を分かち合うふたりの日本人、早瀬文智氏、岡雄大氏とともに、新たな旅館ブランドAzumiを立ち上げた。その第1号が、今年3月、瀬戸内海に浮かぶ生口島(いくちじま)・瀬戸田にオープンしたAzumi Setodaだ。

ゼッカ氏が目指すのは、「土地に根差す文化やその地に暮らす人々とのつながりを享受できる宿」。長い経験のなかで、「真の豊かさ」を模索し、行き着いた答えがそれだった。

Azumi Setoda

建築当時の梁を生かしたダイニングルームは、天井高約9mと、開放感たっぷり。

デビューの舞台に選んだのは、昔ながらの風情が残る「しおまち商店街」の入り口近くに佇む旧堀内邸。築140余年ながら、江戸時代から製塩業や海運業で財を成した豪商の邸宅らしく、中庭の配置をはじめ、細部まで計算し尽くされた、美しく、堅牢な建物だ。ラウンジやダイニング、ギャラリーから成るメイン棟は、母屋を改築。柱や梁、屋根などを生かしつつ、モダンなセンスをプラスした。

ダイニングは中央のカウンターをぐるりと囲むようにテーブルを配置。敢えて他のゲストの顔が見えるようにするなど、人とのつながりが感じられるオープンな空間に仕上げた。

Azumi Setoda

全22の客室は、杉や福光石といった上質な天然素材を使用。坪庭を望むバスルームに雪見障子など、伝統的な和の佇まい。

対して、蔵などの跡地に新設した宿泊棟は、プライバシーを重視。全22の客室には坪庭やバルコニーを設け、眺望は確保しながらも、周囲の視線からの隔絶を実現。約50〜70㎡の広さに、ひのきや杉、福光石(ふくみついし)といった天然素材をふんだんに用いたリビングエリアと寝室エリア、ヒノキ造りのバスタブなど、心地よく過ごすための工夫が随所になされている。

Azumi Setoda

宿の目の前に位置する銭湯「yubune」は、滞在中何度でも利用できる。美術家・ミヤケマイ氏が手がけたモザイクの銭湯絵は必見。瀬戸内ならではのレモン風呂やサウナでリフレッシュしたい。

快適な滞在が約束されているAzumi Setodaだが、ここでは”おこもりステイ”ではなく、町歩きを楽しみたい。同時オープンした系列の銭湯兼旅籠、「yubune」で、地元客にまじって湯につかり、夕涼みがてら商店街を浴衣姿でそぞろ歩く。

Azumi Setoda

カウンターをロの字に囲むようにテーブルを配したダイニング。

ディナーは宿のダイニングルームで、島の恵みに舌鼓を打ちながら、スタッフや他のゲストと語り合うのも一興だ。

Azumi Setoda

海上貿易で栄えた瀬戸田には、シルクロードを通じて多様なスパイスがもたらされたといわれている。そんな古の記憶を再現した料理は、地の食材にスパイスを利かせた味わい。堀内家から受け継いだ器などで供されるのも魅力。

翌朝は、宿から徒歩7分にある向上寺で座禅を組み、海沿いの道を自転車で走り、レモン畑でピクニックを。美しい夕陽を求めてサンセットクルーズに出るというセレクトもある。

Azumi Setoda

生口島と大三島を結ぶ多々羅大橋を渡るガイド付きレンタサイクリングツアーなど、土地の魅力を体感できるアクティビティも用意。

上質な滞在と、その地域ならではの体験とふれあい。再構築された日本の旅館のカタチを体験しに出かけたい。

Azumi Setoda
広島 瀬戸田
Azumi Setoda
住所:広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田269
TEL:0845-23-7911
客室:22室
料金:¥65,000~(1室あたり、朝食つき、銭湯入浴、税サ別)
詳細はこちら

TEXT=村上早苗

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