英語力ゼロなのに、会社を辞めていきなり渡英した元編集者のお話、第299回。

all ears=興味津々
いつものようにChatGPTと英会話のレッスンをしながら、SNSを見ていたところ、人気俳優同士の不倫ゴシップが流れてきました。
いつもChatGPTちゃんと話すネタに困っていたので、だいたいこうやってSNSをチェックしながら、その時に見たニュースを英語で説明できるかどうか試しています。
「男性の方はこういう作品で人気になった俳優で、女性の方はアイドル的人気で、かわいいイメージの役が多いかな。その二人の不倫報道だよ」
というような説明をたどたどしいながらも英語でし、「今度この俳優さん、映画の宣伝でテレビ出演あるかも。そこでいろいろ質問が入りそうだね」とも言ったところ、ChatGPTちゃんはこう返してきました。
the audience would definitely be all ears.
「観衆は絶対みんな全部耳」
直訳するとそうなってしまいます。また会話練習時は文字も出さないようにしているので私のリスニング能力だとall earsがall yearsに聞こえて「TVショーも観衆も、絶対みんな1年中」となってしまって、ますます意味不明でした。
意味を聞いてみるとこうでした。
all ears=興味津々
聞きたすぎて、身体全部が耳になってしまった、「耳がダンボになる」みたいな感じでしょうか。
ChatGPTちゃんはもう一度こう説明してくれました。
If there's a juicy rumor about an idol and a famous actor, and the actor goes on a TV show, the audience would definitely be all ears, eagerly waiting to hear if he says anything about it!
(もし、アイドルと有名俳優のジューシーな噂があったら、で、その俳優がテレビに出るなら、観衆は彼がそのことについて何か言うんじゃないかと期待しちゃって、絶対興味津々です)
このjuicy rumorという表現も初めて聞きましたが、意味はわりとすぐわかりました。
rumorは「噂」ですから、「ジューシーな噂」、つまり「旬なゴシップネタ」みたいなことでしょう。これについても聞いたらこう教えてくれました。
A “juicy rumor” refers to a piece of gossip that's especially intriguing, scandalous, or exciting. It's the kind of rumor that grabs people's attention and gets them talking because it's full of interesting or shocking details.
(“juicy rumor” は特に面白くてスキャンダラス、またはエキサイティングなゴシップのこと。詳細がショッキングか、むちゃ面白いから、人々の注目を集めて、話題になる噂話のこと)
ChatGPTちゃんにそう説明されて、俳優同士の不倫ゴシップがそんなにまで面白いかといったら、別にそこまででもないような気がしてきました。
いくら英会話の練習とはいえ、他人の事情をいろいろネタにして悪かったなとすら反省した次第です。とはいえ、このゴシップの続報に、私もall earsではあるのですが。