1929年、イタリア・ヴィチェンツァで誕生したファインジュエリーブランド「FOPE(フォッペ)」。モダンなエレガンスとノーストレスなつけ心地を兼ね備えた、オリジナリティ溢れる魅力をご紹介。

歴史と意味を纏う、今はそれが楽しい
今年の5月で33歳を迎える、歌舞伎役者の尾上右近。舞台に上がっている時間以外は、気に入ったジュエリーは常に身につけていたい派だそう。
「実は歌舞伎役者は、私服で派手に着飾る人があまりいない。若い頃は“歌舞伎役者らしからぬ自分で在りたい”思いが強く、大ぶりのアクセやハイヒールなど、今思うと相当奇抜なスタイルを貫いていました」
しかし30代を迎え、心境の変化が訪れた。
「歌舞伎界のなかで徐々に課される責任が重くなりつつある、そんな実感が出てきました。でもそれを重荷とは思わず、意味のあることとして楽しみ、そして糧にしたい。その自覚が生まれてからは、ただ派手なものよりも、意味や歴史があり、自分に刺激を与えてくれるジュエリーを選ぶようになりました」
そんな願いを叶えてくれるのが、イタリア発祥の老舗ブランド・FOPE。この日撮影で身につけたのは、そのシェイプが印象的なFOPEのシグネチャー、ノヴェチェント・メッシュチェーン。特にK18ゴールド製の極小のスプリングがチェーンに埋めこまれた伸縮性が特徴のフレグジットシリーズは、特許を取得している画期的な構造。
ハイジュエリーとしての重厚感を保ちつつ、伸び縮みする機能性に優れた独自のデザインはデイリー使いに最適だ。
「まず驚いたのが、軽さと抜群のつけやすさ。ノーストレスゆえに存在感がカジュアルで、毎日使いたくなるジュエリーですね。でも実際身につけると、優しさと品格、柔らかさがあり、非常にエレガントな印象。軽いから重ねづけもでき、優美さを重ねることで、力強さや色気が生まれるのも魅力。ドレスアップしたスタイルはもちろん、着古したTシャツなどにも合わせてみたい」
ジェンダーを問わないデザインだからこそシェアジュエリーとしても役に立ちそう、とも。
「例えば、ガールフレンドが朝“今日これ借りるね”とつけていって、気に入ってしまいなかなか返してくれない、みたいなことが起きそう。“俺のなんだけどなぁ”と言いながらまんざらでもない、みたいなやり取り、なんかよくないですか?」

尾上右近/Ukon Onoe
1992年5月28日生まれ。曾祖父は六代目尾上菊五郎。7歳で歌舞伎座『舞鶴雪月花』の松虫で本名の岡村研佑で初舞台。12歳で二代目尾上右近を襲名。2018年1月、清元栄寿太夫を襲名。俳優としても数々の映画、ドラマに出演し、『ライオン・キング:ムファサ』では主人公のムファサ役で声優に初挑戦した。
FOPE
1929年創設のイタリア・ヴィチェンツァ発祥の家族経営ブランド。金細工の伝統を背景に最新鋭の技術を活かし、革新的なジュエリーを生みだし続けている。
2025年、FOPEは尾上右近氏をジャパンアンバサダーに迎えた。尾上右近氏とFOPEのコラボレーションが生みだす新たな魅力に期待したい。
問い合わせ
FOPE JAPAN TEL:03-6278-7125