英語力ゼロなのに、会社を辞めていきなり渡英した元編集者のお話、第282回。
大晦日の仕事は「もうええでしょう」ってこと?
今年もまた、仕事始めの日が来てしまいました。
というか、年始の休みのうちに片付けておいた方がいい仕事はたくさんあったのですが、それでも「正月くらい休みたい!」という気持ちの方が強く、今年もしっかり寝正月を過ごしました。
だからこそ、たんまりたまった仕事を前に、新年から憂鬱な気分です。
そもそも年末もいつが仕事納めだったのか記憶があいまいです。
大晦日の日も海外に問い合わせメールをしていて(読み書きはだいたいChatGPTに任せているので英語力がなくても大丈夫)、数時間に渡り先方とやりとりが続きました。
そんな時、先方がこうメールを打ってきました。
"Let’s call it a day."
直訳したら「それを1日と呼ぼう」となり、意味不明です。すぐにChatGPTに聞くのも悔しかったので、辞書をひいて調べてみたらケンブリッジ英英辞書にはこう書かれていました。
"to stop what you are doing because you do not want to do any more or think you have done enough."
(これ以上続けたくない、または十分にやったと感じたため、していることをやめること)
「もうええでしょう」
一瞬『地面師』のピエール瀧さんの顔が浮かびました。あのセリフの局面とは全然違いますが"Let’s call it a day."は、「今日はもう、いいでしょう」とか「今日の仕事はここまでにしましょう」という意味があるようです。
欧米は年末年始の休暇はありませんが、それでもさすがに大晦日と元日は休みの会社が多いようです。大晦日に質問攻めにしてくる日本人に腹がたったのか「もう、今日はええでしょう」と言ってその日の仕事を終わりにしたのでしょう。
年明けの仕事はバタバタしがちですが、いきなり無理をしても身体と心がついていかないもの。"Let’s call it a day."今日は早めにそう言ってさっさと新年会に出かけたいと思います。