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2024.04.17

知名度ゼロのOn。ブランド認知の切り札は、宮古島トライアスロン

ナイキ、アシックス、アディダス、プーマ、ニューバランス。超レッドオーシャンのスニーカー市場において、ここ数年よく見かけるようになったのがスイスのOn(オン)。今、アメリカでも大ヒット中。それを日本で広めたキーパーソンが、元Onジャパン代表の駒田博紀だ。後進ブランドであるOnが大躍進を遂げている秘密とは? 『なぜ、Onを履くと心にポッと火が灯るのか?』(幻冬舎)より、一部を抜粋して紹介する。【その他の記事はコチラ】

運命を変えた、宮古島トライアスロンへのブース出展

そもそもマーケティングとは何か。売れる仕組みを作ることです。

典型的な手段は、メディアに露出させたり、イベントで集客したり、カッコいいディスプレイで興味を持ってもらったりすること。しかし、いずれもお金がかかります。

2013年当時、インフルエンサーという存在はありませんでした。同じような取り組みをお願いするとしたら、芸能人です。ただ、僕には芸能人の知り合いはいませんでしたし、知り合うためのコネもありませんでした。

では、残る手段は何なのか。

とにかくフェイスブックというSNSを使って発信し続けること。そして、ランナーが集まる場所で、ブランドを見てもらう機会を増やすこと。つまり、スポーツイベントにブース出展するしかないと考えました。

東京マラソンEXPOは日本最大規模のマラソンイベントです。そのため、ブース出展料は特に高かったのです。

他にどこか、もっと安く出展できるところはないか。そうして調べてみると、2ヵ月後に大きなイベントがありました。宮古島トライアスロンです。そして、トライアスロンはブース出展料が比較的安いことも知りました。

Onに興味を持ってくれた人たち

Onは、アイアンマン・トライアスロンのヨーロッパチャンピオンが立ち上げたブランドです。だから、トライアスロンマーケットはOnと相性がいいだろうと思いました。東京マラソンEXPOでどんな人がOnに興味を持ってくれたのか、改めて思い返してみました。

新しいものに興味を持つ人。遊び心と冒険心を持った人。加えて、多少お金に余裕のありそうな人たちに思えました。

何しろ、見たことも聞いたこともない1万円以上のランニングシューズを、「面白そうだから」という理由でポンと買ってくれた人たちだったからです。

そう考えていくと、トライアスロンイベントへの出展は悪くないアイデアに思えました。当時、トライアスロンはちょっとしたブームになっていました。多くの起業家や弁護士が、トライアスロンに挑んでいたのです。

トライアスロン。ここに活路があるかもしれない。そして、日本のトライアスロンで最大のイベントは宮古島トライアスロンでした。それがちょうど2ヵ月後に開催される……。

「旅費分くらいは売ってきてね」という上司の言葉を背中に受けながら、僕は宮古島に向かったのでした。

TEXT=駒田博紀

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