手間もかかれば、時間もかかる。だが、その分思い入れは深くなる。ビスポークには、物語が宿るのだ。もちろん、使い心地もすこぶる良好。そんな世界にひとつだけの特注品こそ、浪漫のある邸宅にはふさわしい。今回紹介するのは、究極の美観が叶うキッチン。【特集 浪漫のある家】
特別な集いの場
ハイエンドの海外システムキッチンはビルトイン家電や大容量の収納により、生活感のあるものは扉の中に隠してしまえることが魅力的だ。なかでも近年注目を集める、伊モルテーニ社の傘下にあるダーダのキッチンは、一見するとシンプルなデザインながら、システム収納が得意なモルテーニグループならではの、数々の特許を取得した機能美とデザイン性の高さを兼ね備えている。
ダーダのショールームに入ると、まず目が行くのは贅沢な質感の内装と温かみを感じるファブリック、窓からの自然光と間接照明を組み合わせた心地よい空間そのもの。その美しい空間に佇むキッチンの大理石や天然木などの素材の質感や、クラフトマンシップを感じる細部からは、モルテーニ・ダーダならではの、美意識を感じることができる。

ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンによる2020年発表の新しいキッチン「インターセクション」。「交差地点」という名前のとおり、備え付けのテーブルトップや扉の表面の木目は交差して光と影のパターンを作りだしている。頑丈なテーブルトップは、大理石が彫刻のように削り出された美しい表情が特徴。テーブルトップや扉の素材、テーブルの位置もカスタマイズすることが可能。
オーダー価格は、サイズや選ぶ素材により要見積だが、2,000〜2,500万ほどのオーダーが多いという。発注後にイタリアで製作され、納期は現在約7ヵ月。ちなみに、最近ではキッチンを中心とした家づくりをする人が増えているそう。大切な人と、親密な時間を過ごす我が家の中心だからこそ、こだわり抜くのも納得だ。

ダーダのフラッグシップモデル「VVD」。ダーダのテーブルトップの選択肢は、約76種。天然石だけでも16種類あり、借景との調和を考えてさまざまな選択肢がある。写真のテーブルトップはミラノでは馴染み深い石「チェッポストーン」。

アルマーニ / カーザとのコラボライン、アルマーニ / ダーダも展開。クライアントに合わせて、ジョルジオ自身がデザインをするという究極の贅沢を楽しめる。
問い合わせ
モルテーニ・ダーダ東京 TEL:03-3400-3322