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2022.11.15

高級セカンドハンドやヴィンテージ家具が揃う! 話題の「ヨコハマ ベイサイド ウェアハウス」に潜入

巨大な空間に高級セカンドハンドやヴィンテージ家具がずらり。横浜南部のベイエリアにある話題のショールーム、YOKOHAMA BAYSIDE WAREHOUSE(ヨコハマ ベイサイド ウェアハウス)を訪れた。多くの人が競うようにして家具を求めていくその理由とは―。

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面積は1400㎡。造船所を家具のショールームに改造。ところどころでむきだしの鉄骨が男心を刺激する。

居るだけで楽しい、大人の秘密基地

潮の匂いに導かれて横浜南部の倉庫が並ぶエリアを抜ける。やがて海と出合い、景色が開け、ここが日本であることを忘れそうになる。右手はクルーザーが停泊する横浜ベイサイドマリーナ。そして左手に、ラグジュアリーブランドのセカンドハンドやヴィンテージ家具を扱うYOKOHAMA BAYSIDE WARE HOUSEがある。

鉄骨の柱。高い天井。入口が大きく開き、ニューヨークのイースト・リヴァー、あるいはサンフランシスコ対岸のオークランドに並ぶPIERを思わせる。

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ブラックで統一した、大人の書斎を演出した空間。

造船所の建物を利用した面積1400㎡のこの巨大なショールームには、ほかではなかなか出合えないセカンドハンドのソファやダイニングセットがずらり。イタリアトップブランドの家具が美しくレイアウトされている。そのどれもが相場よりもかなり手に入れやすい価格に設定してあることに驚かされる。

「丁寧にメンテナンスした状態のいいセカンドハンドばかりを置いています。上質な家具は腕のいい職人さんたちが気持ちを込めてつくっています。メンテナンスを怠らなければ末永く、世代を超えてご使用いただけます。ですが、時とともにオーナーさんの好みは変わっていきます。ライフスタイルも変わります。大切に使ってくれる誰かに譲りたくなるものです。そんな世代の橋渡しの場所として、このスペースが発展していくことを目指しています」

そう話すのは、インテリアバイヤーでゼネラルマネージャーでもある村上宗一郎氏。

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右:店内中央には広々としたシートの4人掛けソファで、ラグジュアリーなリビングシーンを演出。左:美しい流線形を描くソファはホテルのラウンジのよう。

「中古車市場も古着の市場も成熟していますよね。ところが、上質な家具を譲る場はそれほど多くはありません。家具は耐用年月が長く、市場に流れる数が限られます。安定して仕入れて、ビジネスを成立させるにはハードルが高いからです」

ベイサイド ウェアハウスは広いスペースを活かし、個人宅のリビングであるかのようなブロックをいくつも設けている。

「どんなにいい家具でも、ショールームで見るのと、自宅に置いて単体で見るのでは、イメージが違います。周りの家具とのバランスがよくなかったり、部屋のインテリアや広さに合わなかったりすると、魅力が半減してしまうからです。そんなことにならないように、実際のリビングの感覚で見ていただけるレイアウトを心がけています。家や別荘を建てた方など、ソファやテーブルからオーディオまで、ここにあるレイアウトのまま購入していただくケースも少なくありません」

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右:人気のハイエンドスピーカーも取り扱い、設置まで担ってくれるサービスも。左上:日本発の照明ブランド”STUDIO ROW”のコーナー。左下:アンティーク調にレイアウトされた空間は、まるで大航海時代の船長室のよう。

さまざまなブランドの家具をミックスして選びたい場合は、ウェアハウスの奥に設けたステージでトータルコーディネイトを試すこともできる。

「図面を持参していただければ、寸法のとおりのレイアウトで家具を設置して、見て感じていただくこともできます。建築士さんからのオーダーもありますよ」

このようにして、フレキシブルなアレンジを実体験できることは大きな魅力だ。

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レザーのソファに合わせて65インチテレビとスピーカーも。

「ひとつひとつの“シーン”にワクワクしていただきたいです。さまざまなブランドの中古品も新品も取り揃えていますので、豊富なバリエーションからご検討いただけます。照明、アート品、高級オーディオ、フレグランス、小物類など手の及ぶ範囲でご用意しております。使い心地だけでなく、視覚、聴覚、嗅覚を豊かにするのもインテリアの一部。ここに展開する世界観も併せて持ち帰ってください」

リビングや書斎にはシーンがあり、ストーリーがある。上質な空間にはその環境にふさわしい人物によって物語が紡がれていく。家具が生活を変え、そして、人生も変える。

YOKOHAMA BAYSIDE WAREHOUSE(ヨコハマ ベイサイド ウェアハウス)
住所:神奈川県横浜市金沢区鳥浜町14-19
営業時間:10:00〜18:00
定休日:水曜
TEL:045-352-8909

TEXT=神舘和典

PHOTOGRAPH=鈴木拓也

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