星を見よ、ロケットを飛ばせ、隕石に触れろ。ハイパーカーも乗りこなせ。それこそが、まだ見ぬ空間を感じて、想像して、学ぶ手段だ。宇宙に行くことはもう夢物語ではない。その日に備えて、散財せよ! 宇宙の最前線で活躍する仕事人の徹底取材を始め、生活に密着した宇宙への疑問や展望など、最新事情がよくわかる総力特集はゲーテ11月号にて!
HYDROGEN CAR/水素で走るハイパーカーを乗りこなせ
小型で軽量、水も生みだす水素を使った燃料電池は、1960年代の宇宙船で初めて実用化され、その技術は地上を走るクルマでも生かされ始めている。この水素自動車「XP-1」は、約2.2秒で時速60マイルに到達。航続距離は1600kmを超えるという。世界限定300台。
SPACE PEN/NASAの宇宙飛行士のために開発されたスペースペン
実は、重力でインクをペン先へと送る、一般的なボールペンは宇宙では使えない。だから宇宙飛行士たちは、窒素ガス入りインクカートリッジを装着したフィッシャー社のスペースペンを使用している。「AG-7」は、ニール・アームストロング船長も愛用していた歴史的モデル。
SMART TIRE/探査機技術のタイヤで、自転車もパンク知らず
惑星探査機に採用されている、金属メッシュ状のエアレスタイヤ技術を自転車に転用。NASAやテスラの技術者が集結して開発した形状記憶合金を使ったタイヤ「METL」は、軽量で剛性も弾性も十分だという。だからパンクもしないし長持ちする。その乗り心地を試す日が待ち遠しい。
SPACE FOODS/白米とちりめん山椒。宇宙でも鉄板日本食を
かつては流動食が主流だった宇宙食も、近年ではグルメ化が進んでいる。板状のちりめん山椒は、野口聡一宇宙飛行士がISSに持ちこんだものと同じもの。国産の素材を使用し、無重力下でも飛散しないよう真空処理で固められている。お湯や水を加えて食す宇宙白飯とご一緒に。
SPACE WEAR/星出宇宙飛行士もISSで着用中の消臭ウェア
洗濯も入浴もできないISSでは、衣類の消臭機能は必須ともいえる。現在、ISSに滞在中の星出彰彦宇宙飛行士も着用中のこのカットソーは、汗のにおい成分であるアンモニアを無臭にする素材「マキシフレッシュ®プラス」を使用。クルーの快適な宇宙ライフをサポートする。
PILLOW/NASA承認の素材が、無重力な寝心地を実現
ロケット打ち上げ時の衝撃吸収などのために、1970年代にNASAが開発した「低反発」と呼ばれる素材。その素材をさらに進化させ生みだされたのが、テンピュール®の枕とマットレスだ。テンピュール®素材が、体圧を分散し、地球上での安眠をサポート。一度使ったらやめられない、まさに無重力な寝心地を実現してくれている。
※GOETHE 11月号P72のアストロノート AG-7 クロームの説明に誤りがありました。正しくは「ニール・アームストロング」です。読者の皆様および関係者の皆様にご迷惑をおかけしましたことをお詫びするとともに、訂正いたします。