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2021.11.13

話題の低酸素トレは本当に効くのか?血液を鍛えるという概念を実感!

東京五輪・パラでも活躍した日本を代表するアスリートが通い、トレーニングやコンディショニングを整えるジムがある。それが豊洲にある「ASICS Sports Complex TOKYO BAY」だ。自称アスリート編集者・二本柳がその魅力を3回に亘って解析する。2回目のテーマは「低酸素トレ!」だ。

低酸素でのプールは、とってもきつい!

生活でも運動でも睡眠でも、ごくごく当たり前のことなのだが、「呼吸」を知っている、「正しい呼吸」ができる人は、とても健康で身体的にもすごく優位に立てると思う。その呼吸が私はかなり下手な方だと認識している。実際、パーソナルトレーナーにも「呼吸に改善の余地があります。もっと呼吸を意識しないと、正しい成果が得られません」と言われる。ゴルフのときも構えて打つまでに息を止めてしまっているときが多く、それだと余計な力が入ってしまう。

だから、最近は常に呼吸の事を考えながら、トレーニングや日々の生活を送るように意識しているし、寝る前には数秒で吸って、10秒で吐き出すような呼吸瞑想も取り入れている。

と同時に、心肺性能もあげたいと考えていて、「ASICS Sports Complex TOKYO BAY」を活用している。ここはトレーニングルームもプールも、低酸素環境に設定されていて、より短時間で身体を追い込むことが可能なのだ。

例えばマラソンでは、酸素を代謝しながら走る。その酸素を筋肉に運ぶのはヘモグロビンで、これが多いほど、マラソンでは有利になる。だから、低酸素のジムで練習すると、赤血球とヘモグロビンが増えていき、結果、酸素を効率的に筋肉に運べるといわれている。別にマラソンランナーではなくても、当然効果はある。寝つきが良くなったり、血行が良くなり冷え性の方にも、いいと聞く。

私の主な活用方法は、まず大きな鏡の前に座り、バランスボールなどでストレッチ、5分ほど瞑想する。その後、バーベルで上半身に刺激をいれて、そのあとは器具で下半身をいじめる。そして、トレッドミルで10分ほど走り、50mのストレートレーンを数本ダッシュして、大部屋(約2000m設定)を出て、小部屋へと向かう。小部屋はだいたい、いつも約3000mあたりの高地に設定されているので、より呼吸が苦しいのだ。

NetflixやHuluを見ながら、まず10分歩き、10分ジョギングしてから、1分インターバル(休憩は30秒)を5本やる。だいたい時速18kmくらいでダッシュすると、汗だくのヘトヘトになるのだ。通常の環境であれば、30秒も休めば、呼吸はだいぶ回復するのだが、高地だとほとんど呼吸が戻らない。1分くらい開けない限り、呼吸はかなりつらいのだ。

この低酸素を最も感じられるのが、3階にある50mプールだ。黄色の飛び込み台は国際大会と同じ仕様でテンションがあがる。実際に登ってみたけど、高くて速攻退散(笑)。隣のレーンではストップウォッチを持ったコーチとともに、トレーニングをしているトップアスリートの方がガシガシ泳いでいる。

個人的にトライアスロンでも苦手種目としている水泳なのだが、ここで泳ぐと一本がとても長い!そして、低酸素がゆえに、100m泳いだだけでもう「一回、休憩したいな」と思ってしまうくらい、呼吸が辛いのだ。呼吸が辛いから、少しでも多くの酸素を取り込もうとフォームやリズムまで狂ってくると、もはや過酷。いつも通りのリズムを意識することがとても大事なのだ。

心肺のみならず、血液のトレーニングにもなるといわれている低酸素トレ。是非、一度体験に行ってみてもらいたい。細胞が喜ぶ感覚が味わえるはず!

ASICS Sports Complex TOKYO BAY
住所:東京都江東区豊洲6-4-20
インスタグラム:@asics.sc.tb

連載 第1回「トップアスリートが満足する話題の施設で、癖なく効率的に走る技術を習得!」はこちら

PHOTOGRAPH=編集部

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