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2021.08.31

鳴戸親方の膝の痛みも治った、 話題の「幹細胞注射」を試してみた!

鳴戸親方を長年苦しめてきた膝の痛みを、たった1回の注射で緩和させた「幹細胞治療」。この話題の最先端再生医療を43歳の普通のオジサンが体験してみたら……!【前編】

話題の「幹細胞注射」を試してみた!

左膝が痛くて、全力で走れない43歳のビジネスマンの話

43歳・男性・会社員が、MRI検査を受けて分かったことは、左膝の外側側副靱帯断裂、半月板損傷、骨挫傷だった。

原因は、サッカー。社会人になってから趣味程度に20年以上、地域リーグでプレーしている。

昔から怪我は多いのだが、今年に入り膝靭帯の怪我を繰り返し、ここ半年以上、左膝の痛み、違和感が気になっていて、怖い。側副靱帯は手術しなくても自然に治る。だが、古くなって固まったゴムのような靭帯は、20代の頃のようなぷにぷにした弾力性の高い状態にはもう戻らないだろう。怪我から3ヶ月後、通っていた整形外科では側副靱帯は繋がったと言われたが、膝の曲げ伸ばしにまだ痛みはあった。運動の許可も出たが怖さもまだある。

このまま一生全力で走ったり、思いっきりターンすることができなくなるのか。あと20年はサッカーをしていたい。かといってトレーニングして身体を強化するという選択は、意気込みはあるものの、実際には優先順位が上がらず、仕事や家事、育児に時間を当てざるを得ないのが現状だ。もっとラクにサクッと治せないものだろうか。そんな憂鬱な緊急事態宣言下に、「幹細胞注射」に出合った。

幹細胞注射とは一体なんなのか?

長年膝の痛みを抱えていた鳴戸親方が「幹細胞注射」を体験した「お茶の水セルクリニック」を訪れ、寺尾友宏院長に話を伺った。

「人間の身体にある約37兆個もの細胞には寿命があり、古い細胞は徐々に失われます。そこで、細胞の元とされる幹細胞が分裂、分化することで、新しい細胞が補充されます。その幹細胞には、人間にもともと備わっている自然治癒力を促す働きがあるんです」

その人間の体内に存在している幹細胞を、人工的に培養し、注射で補充するのが、「幹細胞注射」。それによって、細胞の修復を促進し、本来の機能を取り戻させる、という。

なるほど。では、実際にどうするのだろうか。痛くはないのか。失敗はあるのだろうか。

「おへその横あたりから自分の脂肪細胞を採取し、そこから幹細胞を抽出して、1ヶ月間培養します。その培養した幹細胞を左膝(患部)に注射します。患者本人の脂肪から採取する自家細胞なので、身体に戻した後に副作用を発症する危険性は極めて低いです」

実際にMRI検査の結果をもとに、膝の診察を受け、その1週間後、まずは血液検査と脂肪細胞の採取をしてもらうことになった。

まずは血液検査。80ml程度の血液を採取。これは、人間ドッグの際に行う血液検査と同様の痛み程度だ。振り返ると、今回の施術ではこれが一番の痛さだった。普通の血液採取の痛み程度だが。

その後、診察台に寝そべり、おへそ近辺に局所麻酔の注射を。怖さはあったが、血液採取と比べると、これは全く痛みを感じないほど。いよいよ、脂肪細胞採取。皮膚を5mmほど切開し、脂肪細胞を採取とはいうものの、麻酔が効いているため、痛みは全く感じなかった。10分程度で終わり、患部に綿を貼り、簡易コルセットのようなものを腹回りにつける。これは3時間程度でとっていい。

当日はこれで終わり。本番は1ヶ月後。培養した幹細胞を膝に打ち込む。

脂肪細胞を採取したその後、麻酔が切れた後の痛みを心配していたが、驚くほどなく、その翌日も痛みは出なかった。当日は、入浴をやめてシャワー、激しい運動はしない、お酒は控えたほうがよし、と言われたが晩酌程度に缶ビール(糖質オフの発泡酒)1本と白ワインを飲んだ。が、翌日も痛みや違和感は全くなし。

ただ、患部(おへその横部分)は青あざになっていた。内出血をしているようだ。これは、押すと軽い筋肉痛程度の痛さで大したことはない。この青タンも10日程で消えた。

ちなみに、寺尾院長にも問題ないと言われていたが、脂肪細胞を採取した5日後、1回目のコロナワクチンを接種したが、なんの問題もなかった。

そして、本番。幹細胞注射の日を迎えた。続く。
後日、後編を公開。

お茶の水セルクリニック
住所:東京都千代田区神田駿河台4-1-1 ウエルトンビル2F
TEL:0120-230-189
営業時間:9:00~17:00
休診日:土曜(第2・4・5)・日曜
料金:幹細胞治療(片膝)¥660,000~
詳細はこちら

TEXT=ゲーテ編集部

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