ビジネスの最前線で闘うリーダーやスペシャルな人の傍らには、仕事に活力を与え、心身を癒やす、大切な愛用品の存在がある。それらは、単なる嗜好品にとどまらず、新たなアイデアの源となり、自らを次のステージへと引き上げてくれる、最強の相棒=Buddyでもあるのだ。今回紹介するのは、VAIO代表取締役社長 山野正樹が絶賛する、扱いやすさと安定感が特徴のスコッティ キャメロン&テーラーメイド SIM MAX。特集「最強の相棒」
人生で大切なことはみんなゴルフに教わった
ゴルフ歴40年以上を誇るVAIOを率いる、山野正樹社長。年間ラウンド数は60~70、ベストスコア70を誇り、競技会にも参戦しているというから、ゴルフ熱はかなりのものだ。スコッティ キャメロンのパターのように長年愛用しているブランドもあるが、ドライバーやアイアンは、近年見直した。
「ドライバーは、10年ほどタイトリストを使い続けていましたが、5年前にテーラーメイドに替え、2年前からはシムマックスひと筋です。打感も弾道もいいので、もう手放せません。アイアンは、いろいろ使いましたが、今はミズノのJPX 921ホットメタルを愛用しています」
どちらにも共通するのが、扱いやすさと安定感。シムマックスはそこそこの当たりでも真っすぐ飛んでくれ、JPX 921は、飛距離が出るため、ミスショットをリカバリーしてくれる。
「体力が落ちたこともあって、選ぶ基準が変わりました。昔は難しいクラブを使いこなすのに喜びを感じていたんですけどね。年齢とともに、肩肘張らず、取り組めるようになったということでしょう。仕事と同じです」
ゴルフと仕事、そして人生はつながっているとも、山野氏。
「ゴルフは心の鏡。調子に乗ると落とし穴があるし、悪い流れを引きずったままだと、ガタガタッと崩れてしまう。だから、よくても悪くても一喜一憂せず、常に落ち着いてプレーするのが大切。それは仕事や人生にも通じます。いわば、ゴルフは精神修養のようなものですね……そう言って出かけると、妻には呆れられるんですが(笑)」
ゴルフも仕事も、軸を持って取り組むのが大切
50代で指や肘をケガしたのを機に、フォームも見直した。スイング理論なども一応目は通すものの、基本は、「自分で考え、判断し、試し、結果を検証する」。
「メジャーな理論だからというだけで取り入れて、うまくいったとしても、それは運がよかっただけ。自分に合っていなければ、どこかでしっぺ返しを食らうはず。仕事も然り。周囲に流されず、軸を持って取り組まなければ、結果を出し続けることはできません。私の軸ですか? 誰が見ても正しいことをする、ですね。そう考えると、人生で大切なことは、みんなゴルフに教わっていますね」
40年以上の仲になるゴルフだが、“愛情”はまったく冷めない。
「開眼した! と思っても、いつのまにか閉眼していたりして、なかなか攻略できない。その繰り返しで、常に挑戦し続けるから、楽しいし、やめられない(笑)。現在指揮を執るVAIOも、挑戦の気風がある会社。業界最高品質のパソコンを目指して取り組んできましたが、今は、品質は磨き上げつつ、コスト最重視での製作にチャレンジしています。目指す山は、状況に応じて常に変えていかなければ。これもまた、ゴルフと同じです」