伝説の名作から推しのポートレート、果ては気分をアゲる色・柄、最上級の肌触りまで。Tシャツは、着る人のパーソナリティにウィットと奥行きをプラスするブースターだ。この夏屈指の“一枚”を、いざ選ばん! ボーダーTシャツ編。スタイリスト・野口強による連載「The character of G」。
1.ブッチャープロダクツ
大胆にデフォルメされたネイビー×ホワイトの太ボーダーが、骨太なムードを感じさせる1着。注目すべきは、ボディにほどよくフィットするカッティングとジャストな着丈。ボトムとも合わせやすいバランスなのもいい。
2.N.ハリウッド コンパイル
ネックのトリムと裾リブの黒が、着こなし全体をクールに引き締める効果大。左袖口にさり気なく配されたブランドタグとパッチが、アイテムにスタイリッシュな輝きを添えているのにも注目したい。
3.ニードルズ
左袖口に同生地で小さめのポケットを配し、ブランドアイコンのバタフライを刺繍であしらった1着。パープル×グレーの落ち着いたボーダーの配色とともに、ニードルズらしい洒脱な華やぎを授ける麗しいディテールだ。
4.コム デ ギャルソン・オム
ブラウン×ベージュのシックなカラーコンビネーションに、ランダムなボーダーのピッチが巧みにマッチ。軽めのジャケットやコートに差し色感覚で合わせれば、高感度かつメリハリのあるスタイリングが完成。
5.ポータークラシック
あると何かと重宝する胸ポケットを擁した、リラクシーなボーダーT 。やや細めのピッチが、グレー×ネイビーの配色とともに繊細なムードをキープしているのに加え、タイムレスで永く着られそうなルックスも好印象。
6.オーラリー
糸からこだわり、高いクオリティとデザイン性を誇る日本ブランドの新作Tは、コットンの強撚糸(きょうねんし)で編み上げたさらりとした肌触りが特徴。繊細な色を重ねた主張しすぎない配色も優美で、ネックの白いトリムがほどよい抜け感を加えて新鮮。