2022年9月24日、イタリア・ミラノで「サルヴァトーレ フェラガモ(Salvatore Ferragamo)」改め「フェラガモ(Ferragamo)」が2023年春夏コレクションのショーを開催。フェラガモの新クリエイティブ・ディレクター、マクシミリアン・デイヴィスが手がけるファーストコレクションが発表された。
TWICE・チェヨンなど世界中から500人以上を招待
2022年3月、フェラガモの新クリエイティブディレクターに27歳の新世代デザイナー、マクシミリアン・デイヴィスが就任。そのデビューコレクションである、2023年春夏コレクションがミラノ・ファッション・ウイーク中に披露された。ブランド名をショーの発表に合わせて、「サルヴァトーレ フェラガモ(Salvatore Ferragamo)」から「フェラガモ(Ferragamo)」に改め、ロゴはこれまでのクラシックな筆記体から、太古の石刻文字からインスパイアされたというゴシック風で大文字の「FERRAGAMO」に刷新。ロゴのデザインはこれまでにも多くのブランドのロゴをデザインしてきたグラフィックデザイナーのピーター・サヴィルがデザインを手がけている。
コレクション会場は17世紀に建設され、現在ホテルのほかブティックやレストラン、ガーデンなどを含む複合施設「ポートレート・ミラノ」へと生まれ変わりつつある旧ミラノ大司教座神学校という特別な場所。バロックから新古典主義建築までの模範とされるほどの格式高い歴史的建造物が、フェラガモの新しいブランドカラーの赤一色に染まった。
新ディレクターによるデビューコレクションは、ファッションウィークのなかでも注目トピックのひとつ。今回のショーにはメディア関係者や顧客、セレブリティやインフルエンサーなど世界中から500人以上のゲストが招待された。
マクシミリアン・デイヴィスの初のコレクションは、ブランドの原点であるハリウッドが着想源。フェラガモの歴史と縁の深いハリウッドのカジュアルでありながらラグジュアリーな雰囲気を取り入れ、新生フェラガモのニューチャプターの幕開けを表現した。
シアーなニット、なめらかなシルク、オーガンジーのレイヤーが、ルネッサンス期を思い起こさせるスエードのサンダルや、洗練されたアクセサリーと合わせられ、幻想的なスタイルとして登場。創業デザイナー期にあたる1959年にフェラガモがマリリン・モンローのために作った、真っ赤なハイヒールにオマージュを捧げた、赤で統一されたルックも登場した。
新クリエイティブ・ディレクターに就任した27歳の気鋭の新世代デザイナー、マクシミリアン・デイヴィスが創り出す新生フェラガモ。メゾンの原点を感じさせながらも、これまでのブランドイメージを刷新する新たなフェラガモに期待したい。
■フェラガモ2023年春夏コレクションの全ルックはこちらから
問い合わせ
フェラガモ・ジャパン TEL:0120-202-170