セルリアンタワー東急ホテルにて、去る2021年12月8日(水)・9日(木)に『Rhapsody in John W. Lennon(ラプソディ・イン・ジョン・W・レノン)』出版記念コンサートが開催された。会場はホテルの40階に位置するタワーズバー「ベロビスト」。悲劇の死から41年経った現在も愛され続けるジョン・レノンの追悼の夜。
ジョンの歌をアナログ・レコードで完璧に再生
東京タワーやスカイツリー、そして新宿新都心の絶景を楽しめる、渋谷随一のバー「ベロビスト」。地上150m、セルリアンタワー東急ホテル最上階の40階で開催されたのが、『ラプソディ・イン・ジョン・W・レノン』の出版記念レコードコンサートだ。
ジョン・レノンの命日である12月8日(日本時間では9日)に合わせたもので、本来ならば2020年が没後40年を迎えるため昨年開催予定だったが、コロナ禍により延期され、満を辞して今年開催に。ハイクオリティなオーディオシステムであるテクニクスのプレーヤー、アンプ、スピーカーが設置され、ジョンの歌声がアナログ・レコードで完璧に再生された。イベントのプロデューサーでもあり、書籍の著者でもある音楽評論家の立川直樹さんは『ラプソディ・イン・ジョン・W・レノン』の中で力強くこう語る。
「世界が混迷する中でジョンの歌声と言葉は、人間が人間として生きる大切さを教えてくれる」
「Starting Over」「Woman」「Dear YoKo」「Happy Xmas(War Is Over)」などの名曲が次々と流れる。鮮明な音で再生される高品質な音を聴いていると、一瞬タイムスリップしたかのような気持ちに。時を超えて輝き続ける楽曲は、いつ何時も心に沁みわたる。心地よいメロディーが天空のバーに響きわたり、参加者は想い想いの時を味わった。
旅の記録を収めた一冊『Rhapsody in John W. Lennon』
立川氏の最新作である本書には、ジョン・レノンの40年の生涯を追った旅の記録が記されている。ジュリアン・レノン、オノ・ヨーコらの貴重なインタビューも収録。ジョンの歌声と言葉、グルーヴが生まれた秘密に迫る一冊だ。
ジョンの生き様、音楽を楽しむ二夜限りのイベントは大盛況のうちに幕を閉じた。ジョンのメッセージは希望の光を携えている。背中を押してくれる。人生の尊さを教えてくれる。そんな愛ある余韻がいつまでも心に残る稀有なイベントだった。
タワーズバー「ベロビスト」
住所:東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー東急ホテル40F
TEL:03-3476-3398
営業時間:
月~木曜:16:00~23:00(L.O.22:00)
金曜・祝前日:16:00~24:00(L.O.23:00)
土曜:13:30~24:00(L.O.23:00)
日曜・祝日:13:30~23:00(L.O.22:00)
※ベロビストでは不定期でさまざまなイベントが行われている。詳しくはこちら