シャネル・ネクサス・ホールにて、2023年9月27日(水)〜11月5日(日)の期間限定で「In Praise of Shadows - ヴェルサイユ宮殿」 森田恭通 写真展が開催。デザイナーであり、アーティストとしても活動する森田氏が、数年かけて撮影したヴェルサイユ宮殿の写真作品約100点が展示される。
約100点。数年かけて撮影したヴェルサイユ宮殿
国内外で活躍するグラマラス代表・森田恭通氏。
東急プラザ渋谷の再開発、ジョエル・ロブションの店舗やハウスワインのエチケット、ニューヨークやパリのレストラン、ラグジュアリーホテルの内装に小さな町の屋台。さらにはバカラやオーデマ ピゲのプロダクトデザインなど、これまで数多くのインテリアやグラフィック、プロダクトデザインを手がけてきた。
屋台からラグジュアリーホテルまで手がける森田氏だが、インテリアデザイナーの傍ら、46歳から写真に取り組み、2015年からはパリで毎年個展を開くなど、アーティストとしても活動している。
そんな森田氏の個展が2023年9月27日(水)〜11月5日(日)の期間限定で東京・銀座にあるシャネル・ネクサス・ホールで開催。
本展「In Praise of Shadows - ヴェルサイユ宮殿 森田恭通 写真展」では、森田氏がフランスのヴェルサイユ宮殿を撮影した写真作品約100点が展示される。
ヴェルサイユ宮殿といえば、世界で最も知られている宮殿の一つ。
1682年に当時の国王ルイ14世によって建設され、ルイ16世の時代にフランス革命が勃発するまで、国王の居城とされ、優雅な宮廷文化の舞台となった。そして現代に至る四世紀もの間、歴史と人々の想像力の中で特異な位置を占め、アーティストやクリエーターをはじめ、多くの人々にインスピレーションを与え続けている。
「現代のフランスの礎ともなった時代、その象徴でもあるヴェルサイユ宮殿を今までとは異なる切り口で現代に伝えたい」という想いから、森田氏は数年にわたりヴェルサイユ宮殿を度々訪れ、四季によって異なるニュアンスをもたらす陽光にこだわりながら、黄金と光の煌めきに満ちたバロック建築の傑作をモノクロ写真に収めた。
ヴェルサイユ宮殿は、国王が変わるたびにその権力を誇示するように塗り替えられたディテールが絡み合い、層となっている。
森田氏は時代を経るごとにミニマムになっていくデザインを追いかけ、噴水の地下に眠る貯水槽やマリー アントワネットが愛した荘厳なオペラ劇場の下に隠された木造構造など、通常は入ることができない舞台裏にも足を踏み入れ、その栄華の痕跡をほぼ自然光で撮影したという。
本展では、森田氏の審美眼でとらえたヴェルサイユ宮殿の多彩な表情を、光と影、表と裏、地上と地下といった様々な対比を交えながら、約100点の写真作品を通して見ることができる。
今回の会場となるシャネル・ネクサス・ホールはこれまでも、芸術を愛し、支援したガブリエル シャネルの精神を受け継ぎ、若手音楽家によるコンサートや展覧会など、シャネルならではのユニークな企画を開催してきた。
「結びつき」を意味する「ネクサス」という言葉。アートと出合い、人と出合う。創造力を刺激してくれる出合いにぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
■森田恭通/Yasumichi Morita
1967年大阪生まれ。デザイナー、グラマラス 代表。国内外で活躍し、2019年オープンの「東急プラザ渋谷」の商環境デザインを手がける。その傍ら、2015年よりパリでの写真展を継続して開催するなど、アーティストとしても活動。オンラインサロン「森田商考会議所」を運営する。
「In Praise of Shadows - ヴェルサイユ宮殿」 森田恭通 写真展
会期:2023年9月27日(水)〜11月5日(日)※会期中無休・入場無料・予約不要
開館時間:11:00〜19:00(最終入場18:30) ※9月27日(水)のみ11:00〜18:00(最終入場17:30)
会場:シャネル・ネクサス・ホール(東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F)
問い合わせ
シャネル・ネクサス・ホール事務局 TEL:03-6386-3071