シャネル・ネクサス・ホールにて、2023年3月1日(水)〜4月2日(日)の期間限定で新進気鋭のキューバ人アーティスト、マベル ポブレットによる国内初の個展「WHERE OCEANS MEET」が開催される。同展は、2023年4月15日からスタートする「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2023」に巡回予定だ。
日本初の個展のテーマは“水”と“海”
芸術を愛し、支援したガブリエル シャネルの精神を受け継ぎ、若手音楽家によるコンサートや展覧会など、シャネルならではのユニークな企画を開催してきた東京・銀座にあるシャネル・ネクサス・ホール。
そのシャネル・ネクサス・ホールにて2023年3月1日から新進気鋭のキューバ人アーティスト、マベル ポブレットによる個展「WHERE OCEANS MEET」が開催される。
マベル ポブレットは、2017年第57回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展で展示された《SCALE OF VALUES》が注目を集め、キューバの現代アートシーンで活躍する若手アーティストの一人だ。写真、ミクストメディア、ビデオアート、キネティックアート、パフォーマンスアートなど、多彩な技法・手段を用いて創作。フィデル カストロ政権下のキューバで育った若い女性としてのアイデンティティや体験を作品で表現している。
そんなマベル ポブレットによる日本初の個展「WHERE OCEANS MEET」のテーマは、マベル ポブレット本人が心に抱き続けてきた“水”と“海”。多種多様な手法で表現し、キューバと日本の共通点でもある島国ならではの文化的独自性を示している。私たちを隔てると同時に、結びつけ、より親密にしてくれる要素でもある海。時には救い、時には災いをもたらす存在でもある。また、その海を渡り国境を越える移民は現代のキューバ社会において身近な現象だ。そういった海の本質的な役割について、マベル ポブレットは良し悪しを判断することなく観察し、作品をとおして語り、問いかけている。
シャネル・ネクサス・ホールの展覧会では、<My Autumn><Homeland><Travel Diary>のシリーズから本展のために新たに制作された作品に加え、ビデオインスタレーション《SUBLIMATION》(<Buoyancy>シリーズ)を紹介。
37歳にしてすでに世界の主要な芸術祭に参加し、各国で開催した個展は20以上を数え、また150以上のグループ展に出品してきたマベル ポブレット。世界から注目されるマベル ポブレットの世界観をこの機会に体感したい。
■「WHERE OCEANS MEET」マベル ポブレット展
会期:2023年3月1日(水)〜4月2日(日)※会期中無休・入場無料・予約不要
開館時間:11:00〜19:00(最終入場18:30)
会場:シャネル・ネクサス・ホール(東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F)
主催:シャネル合同会社
※本展は「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2023」に巡回予定。
問い合わせ
シャネル・ネクサス・ホール事務局 TEL:03-6386-3071