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2024.04.23

仏料理からハンバーガーまで。グルメキュレーターが選んだ「2024年もっとも旨いレストラン」発表

グルメキュレーションアプリ「TERIYAKI」が、年間を通じたベストレストランを選出。食通たちが選んだ、今もっとも旨いレストランをチェック!

「TERIYAKI’s BEST RESTAURANT 2024」

フランス料理からハンバーガーまで! 1年の食べ歩きの集大成がここに

日本の旨い店を知り尽くした全国のフーディたちをキュレーターに迎え「最高に美味しい店」だけをセレクトするグルメキュレーションアプリ「TERIYAKI」。2024年3月6日、「テリヤキスト」と呼ばれるそのキュレーター18名が、年間を通じてもっとも美味しいと思った5店舗を選出、その後の座談会からベストレストランを決める「TERIYAKI BEST RESTAURANT 2024」が開催された。

この日集まったのは、「TERIYAKI」プロデューサーの堀江貴文氏、アクセス・オール・エリア代表取締役でOAD世界No.1レストランレビュアーの浜田岳文氏、料理研究家の園山真希絵氏、ゲーテでもおなじみの肉を愛するフードライターの小寺慶子氏ら14名。そのほかオンラインでも集まったテリヤキストたちは昨年度中に出合った名店5店を各々にプレゼンテーションした。

「そこはノミネートするか迷った!」「あそこは実に旨い!」「そんなお店、どうやって見つけたの?」などなどお互いのプレゼンに歓声をあげるテリヤキストたち。ノミネートは全97店舗、エリア別では東京が42.7%、次いで福岡13.1%、北海道が9.2%、全14都道府県のレストランが揃う。ジャンルは、フランス料理から、居酒屋、ハンバーガー屋まで、さまざまだ。その中から、最終協議を経て大賞である「TERIYAKI BEST RESTAURANT 2024」が決定した。

自ら選んだ5店をプレゼンテーションする堀江氏。
自ら選んだ5店をプレゼンテーションする堀江氏。

大賞は、野菜の新しい魅力を引き出したあのオーベルジュ!

栄えある大賞「TERIYAKI BEST RESTAURANT 2024 GOLD」に輝いたのは2023年6月に大分・湯布院に開業したオーベルジュ「ENOWA YUFUIN」のレストラン「JIMGU」

オーベルジュ「ENOWA YUFUIN」のレストラン「JIMGU」
オーベルジュ「ENOWA YUFUIN」のレストラン「JIMGU」。

ニューヨークの2つ星レストラン「Blue Hill at Stone Barns(ブルーヒル アット ストーン バーンズ)」で副料理長を務めたタシ・ジャムツォ氏が日本に移住し3年に渡り開業の準備を進めてきたレストランだ。

レストランが畑や牧場を管理、採れたての野菜や卵がそのまま調理され、テーブルに並ぶ「ファーム トゥ テーブル」は、現在、世界的食のトレンドのひとつと言われている。タシ氏がかつていた「ブルーヒル アット ストーン バーンズ」は32万㎡の広大な土地に畑と牧場があり、肉や野菜、卵もすべて自分たちでつくってきた。ゆえにその「Farm to table(農場から食卓へ)」先駆け的レストランだ。

タシ氏は、湯布院の土地にその「ファーム トゥ テーブル」を作り出すため、開業の3年前から湯布院で暮らし、農家や地元の人たちと交流を重ねた。そうして自身の畑を作り出し、「JIMGU」で振る舞う野菜を70種類以上、自ら育てている。

TERIYAKIは、その受賞理由を「湯布院の土地の魅力を最大限に発揮している料理の数々が、食通のテリヤキストの心に響いた」「誰もが知っている野菜の違った魅力に気づかせる技術力の高さ」「オープン1年未満でありながら、非常に多くの食通の方々が訪れている。今後さらに飛躍の可能性が大きい」だとし、テリヤキストたちも全員が納得の大賞となった。

TERIYAKI(テリヤキ)が料理をプロデュースし、新たにオープンさせる沖縄、那覇にある沖縄そば専門店「沖縄そば くいな」からの料理も提供。
会場ではTERIYAKI がプロデュースする、沖縄県那覇市にオープン予定の沖縄そば専門店「沖縄そば くいな」の料理も提供。

まだある! 超グルメたちが本気で推すレストラン

GOLDには惜しくも届かなかったものの、各テリヤキストたちが「ここは絶対訪れて欲しい」という渾身の1店を推薦する「TERIYAKI BEST RESTAURANT 2024 SILVER」も決定。以下がその受賞店の一部と、コメントになる。

とんかつ ふじ井(大阪・千林)
「とにかく異次元のとんかつ」(堀江貴文氏選)

■四川料理 巴蜀(東京・浅草)
「福岡で人気を集めた店が東京に移転。四川料理がもっとも四川料理らしかった時代(1980年代から2000年)にフォーカスを当てるという探究心に心を掴まれました。重慶の伝統料理や魚、ジューシーに仕上げた四川ダックなど、ひと皿ごとに新鮮な驚きが。春から荻野シェフが信州大で発酵学を学ばれるため、営業日が限定されますが、その技術と知識が新たに料理に生かされるのも楽しみ!」(フードライター・小寺慶子氏選)

■Ciotat(シオタ、東京・江戸川橋
「『ベージュ・アランデュカス・東京』、『マンダリン オリエンタル 東京』の『シグネチャー』などなど数々の名店で修業を積んだ廣田駿シェフが繰り出すクラシカルなフレンチは、何度訪問しても新鮮な驚きがある」(フードライター・猪口由美氏選)

■成希(富山・氷見)
「氷見市に出来た世界標準の寿司店。大将は久兵衛などミシュラン星つき店で修業を重ねた滝本氏」(「東京いい店うまい店」編集者・柏原光太郎氏選)

鳥さわ ジグボーンクラブ(東京・白金台)
「昼から美味しい焼鳥を食べられるお店。ハツ元、カシワ、セセリ、厚揚げや長芋などの野菜も抜群に美味い! お酒は冷蔵庫から勝手にとり、グラスをもらう仕組み。ここではハイリキのレモンをもらい、カットレモンとクラッシュアイスで飲むとホントにハイリキが美味です。何よりもおすすめは麺。ラーメンではなく煮麺で、お腹がいっぱいでもサラサラと入ります。僕はネギトリスヌードルが特に好き。刻んだネギがスープに絡んで最高です」(「十番右京」「十番右京ナチュールスタンド」「歌京」店主・岡田右京氏選)

テリヤキストたちは、今年1年もまたさらに旨い店を追い求め、日本全国を駆け回る。日々「TERIYAKI」に刮目しつつも、まずは食通たちが惚れ込んだ店々をチェックしてみてほしい。新しい食との出合いがきっとあるはずだ。

テリヤキストたちが大集合。
テリヤキストたちが大集合。

TEXT=安井桃子

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