海外から愛好家が集う新宿にあるジャパニーズウイスキーの聖地「Shot Bar ゾートロープ」に揃う、貴重なボトルの数々を紹介してもらった。【特集 ニッポンのSAKE】
ゾートロープ開店のきっかけとなった1本
2011年に復活を果たした長野のマルス信州蒸溜所。1992年の休止前の原酒が使われている「シングルモルト駒ヶ岳10年」(右)は、堀上氏が店を開くきっかけにもなった1本。左は「シングルモルト駒ヶ岳 2023エディション」。
世界も評価する実力派国産グレーン
海外にファンも多い日本のグレーンウイスキー。ニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所のカフェ式連続式蒸溜機から生まれる「ニッカカフェグレーン」(右)、富士御殿場蒸溜所の「キリン シングルグレーンウイスキー富士」(左)。
蒸留所の潜在能力を味わうニューボーン
右から北海道の利尻蒸留所、新潟の亀田蒸溜所、静岡の井川蒸溜所、大分の久住蒸溜所などの新しい蒸留所からリリースされるニューボーン。熟成3年未満のためにウイスキーとは呼べないが、各蒸留所の“現在地”が確認できる。
海外ファンにも人気のスモーキーフレーバー
右からスモーキーな香味を信条とする富山の三郎丸蒸留所「三郎丸0 THE FOOL」、北海道の厚岸蒸溜所「シングルモルト 白露」、兵庫の江井ヶ嶋蒸留所「シングルモルトあかし PX5年 Heavilly Peated」。
オールジャパニーズな周年記念ボトリング
ウイスキーファン垂涎の同店のプライベートボトル。右から10周年にボトリングされた秩父蒸溜所、14周年にリリースされたマルス信州蒸溜所、17周年を迎えた2023年にリリースされた静岡蒸溜所の貴重なシングルカスクウイスキー。
2016年以降に誕生のジャパニーズ新勢力
右から滋賀の長濱蒸溜所「長濱 ザ・セカンドバッチ」、京都の丹波蒸溜所「丹波」、広島の桜尾蒸留所「桜尾」、宮崎の尾鈴山蒸留所「OSUZU MALT Chestnut Barrel」、鹿児島の津貫蒸溜所「津貫2023エディション」。すべてシングルモルト。
世界に24本のみ! 超貴重な秩父モルト
某百貨店のオンラインで24本のみ販売されていたという秩父蒸溜所のシングルカスクウイスキー2種。それぞれ“ちびダル”と呼ばれるクォーターカスク、シェリー樽での熟成。店頭での提供はされない、店主の秘蔵モルトだ。
世界に知られ始めた日本の新興蒸留所
右から山形の遊佐蒸溜所の「YUZAファーストエディション2022」、福島の安積蒸留所「安積2023エディション」、茨城の八郷蒸溜所「日の丸ウイスキー2023CELEBRATION」、静岡の静岡蒸溜所の「ポットスティルW純日本大麦 初版」。
Shot Bar ゾートロープ
製品をリリースするほぼすべての国内蒸留所のウイスキーが揃う。店主の国産ウイスキーの知識とフランクな接客も、ウイスキーファンに愛される理由だ。
住所:東京都新宿区西新宿7-10-14 ガイアビル4 3F
TEL:03-3363-0162
営業時間:17:00~23:45(最終入店23:00)
定休日:日曜・祝日
料金:¥1,500~¥3,000(中心価格帯)
この記事はGOETHE 2024年1月号「総力特集: ニッポンのSAKE」に掲載。▶︎▶︎購入はこちら ▶︎▶︎特集のみ購入(¥499)はこちら