堀江貴文氏がプロデュースするグルメアプリ「TERIYAKI」が開催した、シークレットな食のフェスティバル「TERIYAKI at TRUNK(HOTEL) SECRET GOURMET PARTY」にゲーテが潜入、その様子をレポートする。
鮨、スペイン料理に、羊料理。果てはホリエモン手作りカレーまで!
東京・渋谷「TRUNK(HOTEL)」にある、プライベートな空間から渋谷の街を望むことのできるスイートルーム「テラススイート」で、秋が始まったばかりのある日、招待されたVIPだけが入場を許される食のイベント「TERIYAKI at TRUNK(HOTEL) SECRET GOURMET PARTY」が開催された。
日本の旨い店を知り尽くした全国のフーディたちをキュレーターに迎え「最高に美味しい店」だけをセレクトする「TERIYAKI」のプロデューサーは、堀江貴文氏。絶対に外したくない日のレストラン選びに、食通たちが活用しているアプリだ。
その「TERIYAKI」が、厳選した3店舗のシェフを召集。プライベートな空間で彼らに料理を振る舞ってもらい、特別に招待された90名のVIPたちが、それを食しながらゲスト同士、そしてシェフと語らうというのが、「TERIYAKI at TRUNK(HOTEL) SECRET GOURMET PARTY」なのである。
この日、VIPたちを満足させるべく選ばれた店は、秋田県は由利本荘の鮨の名店「鮨駒」、清澄白河のモダンスパニッシュ「eman」、麻布十番・神楽坂に展開する羊肉専門「羊SUNRISE」。
スイートルームの室内にあるキッチンと、テラスに設置されたBBQコンロを舞台に、鮨、スペイン料理、羊料理がそれぞれに作り出されていく。 まずは、17 時のオープン早々に、「eman」から生ハムが振舞われた。23ヵ月熟成のハモン・セラーノを原木からカット、ゲストに手渡すパフォーマンスでオープニングを盛り上げた。
その後ゲストたちは、「鮨駒」生駒憲正大将が、ひとつひとつ目の前で包んでくれる手巻き寿司を頬張る。塩釜のマグロと、いぶりがっこがミックスされたトロタクの食感を楽しみ、秋田にある店舗に想いを馳せる。そうしている間にも、テラスのBBQスペースで焼かれる「羊SUNRISE」の、ラムが焼き上がり、いい香りがテラスに立ち込めた。
プロデューサーの堀江氏は言う。
「プライベートな空間で、とっておきの店のシェフたちに出向いてもらう。こんな贅沢なことはありません。そして何より『こんないい店があるのか』とこの機会に、フーディであるゲストたちに知ってもらいたい。特に今回、秋田の『鮨駒』さんに来ていただきましたが、由利本荘は都心に住んでいる人はなかなか行かない場所でしょう。めったに味わうことのできない地の名店を渋谷にお呼びし、知ってもらいたかった。そして、知ったからにはぜひ、今度はわざわざ秋田に赴いてもらいたいですね」
その堀江氏の言葉通り、「鮨駒」の生駒大将を目の前にした参加者が「行ってみたいと思いながら、まだ行けてなかったから嬉しい!」と喜ぶ場面もあった。
さらにこの日、堀江氏はスイートルームのキッチンで、自ら塊肉に包丁を入れ余分な脂や筋を切る「肉磨き」を披露。宮城県産黒毛和牛のラムイチに、慣れた手つきでさくさくナイフを入れ、その手捌きを見たゲストたちは、シャンパン片手に歓声を上げていた。
堀江氏が磨いた肉は、堀江氏自らジンギスカン鍋でキャベツともやしとともに焼きあげる。いい香りにつられて鍋の前に集まったゲストたちに堀江氏が、焼き立てを取り分けるなど、ホストとして忙しく動きまわっていた。
さらに堀江氏は磨いた肉を見ながら「カレーにしたらいいかも!」と思いつき、シェフたちとともに急遽カレーを煮込む場面も。「鮨駒」の生駒大将が、慣れた手つきで肉を煮込み、堀江氏とともにカレー鍋をつくり始めると、「鮨職人ってカレーもつくれるのか」と、驚きの声をあげる人々もいた。
肉磨きを楽しんだのち、「羊SUNRISE」のエリアから「焼けました!」という大きな声が室内に響く。イベント開始直後、すぐに売り切れになっていたラムチョップの追加が焼き上がった瞬間だ。「シープクラウン」と呼ばれる、肉を針金で丸くまとめた状態で焼かれたものが、ひとつひとつ切り分けられ、お馴染みラムチョップの形になっていく。
2023年4月からタスマニアのラムの輸入を開始したという「羊SUNRISE」。生後4ヵ月のさわやかな味わいの若い羊肉に、柑橘の皮とガーリックのパウダーをあわせれば、脂のクセを感じることなく大きなチョップでもペロリと食べられてしまう。ゲストたちは、おかわりを求めるべく、続々と列をなしていた。
知られざる地方の名店も、意外と行っていない都会の有名店も、この機会に味わえる。
食欲を刺激されたゲストの腹を満たすのは「eman」のシグネチャーメニューであるイカ墨パエリア、さらに地中海を感じさせる魚介のパエリアだ。
その後は、堀江氏によるカレー、「鮨駒」によるいくら丼など贅沢な炭水化物でたたみかけて、宴はフィニッシュ。ちなみに、カレーといくら丼も一瞬でゲストの胃袋に消えたため、またしても編集部は撮り逃してしまった。フーディたちの反射神経は恐るべきものがある。
「B級グルメのフェスは全国でたくさん開催されていますが、今回のようなワンランク上のグルメのフェスだってあっていい。これからも、『知られざる地方の名店』も『意外と行っていない都会の有名店』も混ぜてご紹介できる機会やイベントをどんどん開催していきたいと思います」
ゲストと料理を楽しみながら、ホストとして料理を振る舞った堀江氏の言葉通り、これからは、こんな「A級グルメフェス」が「TERIYAKI」を通して増えていくかもしれない。
次回の開催は2024年2月を予定。今回同様に招待制となるが、先行申込チケットを予約すれば案内が届くチャンスもあるという。気になる方はコチラをチェック。