シャンパーニュなど、スパークリングワインの醸造方法のひとつである瓶内二次発酵。そのためには何グラムの糖分が必要なのか!?
A.2.24グラム
シャンパーニュをはじめとする高級スパークリングワインの製造では、非発泡性のワインに糖分と酵母を加えて瓶詰め、密栓する。こうすると、瓶の中でふたたび発酵が始まり、それによって生じた炭酸ガスがワインに溶け込み、発泡性のスパークリングワインになるという仕組みだ。
1リットルあたり4グラムの糖度で、発酵によって生じた炭酸ガスは1気圧の圧力を生む。1830年代の後半にこの数式がわかるまで、糖分の添加量は曖昧のまま醸造されていた。当時はガラス瓶の品質も低く、セラーの中でたくさんのボトルが割れたという。働く人たちは、中世の騎士のような鉄仮面をつけてセラーに入ったそうな。