秋元康、小山薫堂、中田英寿、見城徹の美食を探求する4兄弟の偏愛レストランを大公開するゲーテレストラン大賞「ゲーテイスト」から西麻布の名店をまとめてご紹介。※GOETHE2020年6・7月号掲載記事を再編
焼鶏 ひらこ|西麻布のニューウェーブ焼き鳥。採算度外視で育てた究極の地鶏「飛来幸鶏」とは?
――宮崎県・小林市の平川で、店主の高岩 誠氏の家族が育てる飛来幸鶏を使用。純血地鶏、餌にこだわり、通常は生後90日前後で出荷されるところを、1年以上と採算度外視で飼育。究極の地鶏と注目を集めている。
見城:店主・高岩 誠さんは、美味しい焼き鳥を提供するならまずは鶏からと、自身で養鶏場を始めたっていうすごい人です。
中田:「飛来幸鶏」って初めて聞きました。
見城:平飼いで、餌も無農薬野菜を与えて、一般的な地鶏より7倍くらい手間暇やコストをかけている。10年くらい試行錯誤して究極の地鶏に育て上げたそうです。でもいきなり高級焼き鳥をやっても受け入れられないだろうからと、値段はだいぶ抑えているって。
小山:お得ってことですね。
見城:うん、まぁ。希少部位のコースで1万5000円。
小山:ほー。串何本くらいで?
見城:それがね、串打ちしないんですよ。串を打たず、部位ごとに火入れを考えながら、ほぼ素焼き。一品料理も挟みつつ、全部で20品くらい出てくるかな。
小山:ニューウェーブ焼き鳥!
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Yakitori Hirako
住所:東京都港区西麻布1-5-23 東ビル1F
TEL:03-5843-1790(完全予約制)
営業時間:18:00~スタート/20:30~スタート
休業日:日曜
座席数:カウンター10席、個室なし
料金:コースは¥10,000、¥15,000
グルマンディーズ|極上ステーキに唸る。有名料理人たちもこぞって通う“美味しいもの屋”
──パリのグランメゾン『トゥール ダルジャン』や『シェ・レザンジュ』で活躍し、大統領のお抱えシェフも務めた長谷川北斗氏が2015年に開業した“美味しいもの屋”。2020年の営業日は既にすべて予約で満席。
小山:大きなテーブルひとつとカウンター2席だけの、すごく小さな店です。何に感動するかっていうと、こんな小さな厨房でこんな旨いものが作れるのか!? っていうところです。
秋元:そういう店あるよね。どういう風に作るんだろうって、知りたくなる。
見城:このお店はどこらへんにあるの?
小山:外苑西通りから旧テレ朝通りに上がっていく坂の角のビルの2階です。店内は狭いんですけど、パリのレストランみたいな内装で、居心地がいい。
中田:夜遅くまで開いているのもいいですよね。そのせいか有名な料理人たちも、自分の店が終わってから来るみたいです。
秋元:ステーキが旨いの?
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Gourmandise
住所:東京都港区西麻布3-17-23 プティコワン西麻布2F
TEL:非公開(Facebookのメッセージで予約できる場合あり。ただし年内は予約不可)
営業時間:18:00~L.O.翌2:00
休業日:日曜
座席数:8席
料金:コースは¥8,000